akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

新しい環境でスタート!

今回は私的なお話になりますが、少しだけお付き合いいただければと思います。私は4月で新卒から社員として働いてる会社の4年目となりました。入社1年目と2年目は、営業実績も良い校舎であり、募集面にはあまり困ることがない校舎で勤務をしていて、とにかく毎日が忙しい校舎ではありましたが、さまざまな経験値が得られた校舎でした。一方で、3年目に配属された校舎はギリギリ黒字という校舎で、業務面の苦労というよりは「どのようにして生徒を集めるのか」や「利益を出すための経費削減」などを強いられる校舎であり、量よりも質が求められる校舎であり、真逆の校舎に配属をされました。振り返ってみれば、少しは経験になったかもしれませんが、仕事量が少ないことにより、やりがいを感じることが出来ないことや自分の決定権が少ないこともあり、上から目線になりますが自分を成長してくれる人がいないこともあり、異動を希望しました。その結果、念願の異動が叶った形になり、新たな部署に異動をすることになりました。

さて、新たな部署では今までの部署と異なり、東大・京大・医学部などの最上位大学を目指すための校舎に異動となりました。昨年度まで勤務をしていた校舎とは異なり、勉強に対して前向きである生徒ばかりで、以前にいた校舎では、高校3年生が部活動で19時の授業が間に合わないといったこともないような生徒です。もちろん、考え方はさまざまなので何が正しいとかはありませんが、大学受験に向けた意識が高い高校生です。また、授業時間も大きく異なり、高1・2生でも基本的には180分授業であり、高3生は講座によっては210分や長い授業では300分の授業時間が設定されています。私の今まで勤務をした校舎や塾の中でも、経験をしたことがないような異次元な空間ではありますが、新たな環境で経験値を増やしていくことで、自分のキャリアを成長していきたいと考えています。今後も塾業界で携わりたいと考える自分にとっては、視野を広げるチャンスでもあると思います。まだまだ上位生指導やその大学の専門知は深められていないことも課題であるため、この1年間は勉強の1年にしていきたいと思います。

今回のブログは決意表明が中心となってしまいましたが、次回以降のブログでは「教育」に関する内容でお届けする予定なので、今後もこちらのブログをよろしくお願いします。

「授業」で塾選びをする時代は終わりなのか?

教育業界で働く人たちにとって、3月から4月にかけては、新年度に向けて問い合わせが多くなる募集シーズンであるため、繁忙期シーズンである。また、経営側の目線からしても、受験を終えた生徒は卒業をするため、新年度の募集を強化しなければいけない時期でもある。今回は、大学受験を専門とする塾で働いている私から見て、最近の高校生や保護者を対応をすることで、感じていることをブログで書いてみたいと思います。あくまでも、私が勤務をしている特定の地方校舎で感じていることであるため、すべてに当てはまるわけではないので、その点は注意をしていただいて読んでいただけると嬉しいです。

さて、私が勤務をしている塾の規模感をお伝えをしておくと、高校生であれば、比較的知名度は高く、名前を聞けば知っていると多くの人が言ってくれる塾だと思います。そんな中で、私が勤務している塾では、他塾に比べて経費をかけているのは「授業」で、大学生ではなく、業界の中でもトップレベルの講師を採用して授業を行っているところが強みになっています。もちろん、他塾に負けない強みは他にもありますが、多くの経費をかけているのは「授業」なので、ここは押すべきポイントと言えるとは思います。しかし、そんな中で、体験授業を受けても「決めてにかける生徒」や「入塾しない生徒」も多く存在をして、このような生徒は「授業の質で塾選びをしているわけではない(もちろん、授業が合わなかったなどの理由もありますが)」と読み取ることが出来るでしょう。このようなことが、1人や2人で起こっていることではなく大人数で起こっているので、生徒や保護者が求めている1番の判断基準は、授業の質ではないと疑わざるを得られないでしょう。ニーズが一致していないのにも関わらず、講師の人件費を高く支払って、選んでもらえない校舎という構図になっている状態は、個人的にはもう「授業」に経費をかけるのを辞めて、別のところにお金をかけたらと思うぐらいの気持ちになっています。

さて、ここから大切になってくるのは、「生徒や保護者が塾に求めていることは何なのか?」を考えることは重要になります。教育業界のトレンドは、少子化の影響もあり1人にかける教育費は高くなっていることもあり、きめ細かに指導をしてくれる個別指導やサポート体制を求める傾向にあるでしょう。授業の質も一定線までは求められますが、それよりも「ちゃんと面倒を見てくれるか」や「課題や宿題が出るのかや管理してくれるのか」を求める傾向にあるでしょう。実際に、私の経験でも入塾相談時には、「いつでも質問することは出来ますか?」や「面談はどのくらいの頻度でやってくれますか?」といった内容はまだよいのですが、「内気な性格なので自分で質問が出来ないんですが、面倒を見てくれますか?」などの過剰なことを求める保護者も実際に存在する。個人的には、小・中学生であれば分かりますが、高校生になっても管理されないとやらないのはどうなのかと思いますし、もっと強い言い方をすれば、子どもは「過保護」になっていると言えるかもしれません。もちろん、教育業界で生き残っていく中でも、受け入れることも必要であるとは思いますが、子どもを育てるという観点からは考えなければいけないことかもしれません。さらに、業界全体で大きな影響を受けたのは、スタディサプリなどの予備校講師の授業が自宅で受けれる環境になったことで、塾に通う目的が授業だけではなく進捗管理などのサポート体制も含めて求めるようになったことも考えられるでしょう。このような時代の変化を考慮に入れると、今後の塾業界は授業だけで生き残ることは難しくなり、よりサポート体制が求められていくようになるのは間違えないでしょう。

中学受験を取り巻く環境

今回はいつもとテーマを大きく変えて、中学受験をテーマにブログを書いていきます。私も中学受験を経験していたり、大学生の講師時代には中学受験を個別指導でも集団指導でも担当をしたこともあるので、中学受験の大変さは高校受験や大学受験よりも精神的な厳しさは大きいように感じます。例えば、小学6年生が目的意識が見えにくい中で、「1日10時間以上の勉強をすること」に対する忍耐力をもつことは大変なことであり、その結果、中学受験に対して否定的な意見をお持ちの方も多くいるかもしれませんが、今回は中学受験の実態や自分自身の考えを含めて述べていきたいと思います。

そんな賛否両論がある中学受験ではありますが、2014年から2023年まで9年連続で受験者数が毎年約1000人規模で増加しており、2023年では5万2600人が受験をしている(首都圏模試センター調べ)。少子化が叫ばれている中で、受験者数が増加していることも考慮に入れると、中学受験に対する人気は高まりつつあると読み取れるでしょう。さらに具体的に説明をすると、首都圏に限って言えば、4.65人に1人は中学受験をしており、都心になればなるほどその割合は高くなっていくでしょう。このような中学受験の高まりは「質の高い教育を求めること」や「大学進学に有利であること(特に内部進学が出来る場合)」が大きな要因として挙げられるだけでなく、1人っ子世帯の増加もあり、1人に対しての教育費をかけやすくなったことも挙げられます。さらに『早稲田アカデミーの竹中孝二教務本部長は中学受験者数増加には、「世帯収入が多い共働き世帯が増え、子供の面倒見の良い私立のニーズが広がったのも一因」』とも挙げており、社会の変化も大きく挙げられている。

このように中学受験に対する需要は高まっているが、中高と私立高校に通うとなるとそれなりの学費もかかるだけでなく、中学受験は他の受験よりも専門性が高いため、学校の勉強だけで合格することは難しく、塾に通うことが一般的である。その結果、膨大な費用がかかることは忘れてはいけないだろう。例えば、『大手のSAPIXの場合、小学6年生の授業料は夏期講習などを含めて年150万円程度に達するとされている』。例えば、中学受験の場合は、小4から本格的に受験勉強が始まるケースが大きく、そこから始めることになれば、さらにお金がかかることが現実問題としてあるだろう。ここまでを考えると、自分の子どもにいくらまで「投資」することが出来るのかという、課金ゲームと言われてしまうかもしれません。しかし、自分の子どもに「よりよい教育を受けてもらいたい」や「社会に出て困って欲しくない」という気持ちが表れているのかもしれません。もちろん、価値観の問題であるので、何が正しくて間違っているかはありませんが、このような実態が起こっているのが中学受験と言えるでしょう。さて、ここからは大学受験の塾・予備校で仕事をしている私の知見ではありますが、子どもにどうしても医者になって欲しいと考えている保護者には、私は中学受験を積極的に進めます。その理由としては、大学受験における医学部は難易度が高く、残念ながら学力が足りずに多浪をしてしまう生徒が多くいます。医者になる場合は、大学で6年間勉強をして、国家資格を取るまでにも時間がかかることを考慮にすると、医者になるのは何歳になってしまうのかという状態になります。だからこそ、医学部には現役合格で進学できるような学力を早期から作っておく必要があり、中学校から早期教育は必要不可欠と感じます。

それでは、最後に中学受験と塾の関係性について述べておきたいと思います。中学受験の場合、高校受験や大学受験と比較をしても、学校で学習した内容以外から出題されることが多いため、独学が難しいのも1つの特徴があります。また、小学生であるからこそ自分自身で計画を立てて勉強することが難しいことで、保護者がすべて熟知をしており常に介入する必要が出てくるため、中学受験の場合は塾に行くケースが非常に多いです。早い方では小学4年生から本格的に始めて3年間通うことを前提に塾選びをする場合は慎重に吟味をするようにもなるでしょう。例えば、首都圏で中学受験の塾であれば、SAPIX日能研早稲田アカデミー知名度としてかなり高い塾であり、みなさんも聞いたことがある塾だと思います。この3社でも大きく指導方針は異なっており、私の考え方を含みますが、SAPIXは上位生に強い塾であることやプリント量が多いこと、早稲田アカデミーは熱血指導であること、日能研は幅広い層を集めており校舎数が多いため通いやすい塾であることが言えると思います。中学受験の塾を選ぶ場合は、保護者の決定権が強いことが多いですが、自分の子どもにあった教育であることや保護者が納得できる内容であるかを見極めることが大事になります。そのためには、実際に足を運んで、塾を見ることも大切にしていきましょう。さて、受験生は受験が終わりつつある中で、新たに受験に向けて勉強を始める方も多くいると思います。受験において、フライングはないので、自分にあった行きたい中学校に合格できるようにスタートしてもいい時期なのかもしれません。

【参考記事】

私立中の受験者、頭打ち? 早稲アカなど関連株に格差も  - 日本経済新聞

【参考動画】

「クラス半分が受験する」早期教育にカネかけない親は悪?なぜ中学受験にハマるのか…過熱する”受験戦争”と親の苦悩とは? (youtube.com)

「カネかけた分、点取れると思うな」東大理3ママが吠える!中学受験は本当に意味ある?親子に待ち受ける”落とし穴”について大激論!【成田修造/宮村優子/佐藤亮子/内田伸子/西村創】 (youtube.com)

難関中学合格率「50%超え」SAPIX・早稲アカを凌ぐ“新興塾”とは?中学受験の闇とされる課金地獄。その総額は…【成田修造/宮村優子/佐藤亮子/内田伸子/西村創】 (youtube.com)

【中学受験】「課金ゲームだ。塾だけはムリ」夏の天王山どう挑む?平石直之がノウハウを語る (youtube.com)

【中学受験】小学生に休む暇なし 10時間の猛勉強でラストスパート 冬休み返上【関西テレビ・newsランナー】 (youtube.com)