世の中には知らない方が自分にとっていいこともある。しかし、興味本位で聞いたり調べたりすることで、自分を苦したり、悩むことにつながるときもある。私が経験した、このような経験について書いてみようと思う。
私の友人である後輩のAくんは、私と共通の友人であるBさんと2ヵ月ぐらい前からお付き合いをしている。クリスマスイブの前日に、私はアルバイトが休みであったこともあり、3ヵ月ぶりぐらいにAくんと二人で食事にいく約束をした。そこでは、お互いの共通の知人であることもあり、話のメインは恋愛の話になった。Aくんは、何でも話をしてしまうタイプの人なので、付き合った経緯・魅力に感じている部分・クリスマスイブのデートプランについて詳細に話をしてくれた。私も話をしているときは、幸せそうでいいなや楽しそうでいいなと感じながら、楽しく食事をしていた。しかし、家に帰って考えてみると、寂しい気持ちにもさせられた。さらに、クリスマスイブもクリスマスの夜をアルバイトで過ごさないといけないと感じてしまったら、さらに気持ちが重くなってしまった。自分から話を振ったのだから、もちろんAくんが悪いわけでもないし、AくんとBさんが付き合ったことが悪いわけではないし、長く関係が続くことを祈っている。このような経験を振り返ってみると、自分から話を振っておいて、最終的に自分を苦しめるという生産性のないことをしているように分析することも出来る。
人は他人の幸せや自分がもっていないものには、魅力を感じて羨ましくなる。しかし、そこに立ち入ることで、自分の価値を自分で下げることになりうるだろう。そんな中で、自分の強みや大切にしたい価値観をもっておくことが、このような状況を乗り越えるために必要なのかもしれない。
