akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

生徒の受験結果をどのように受け止めるか?

3月10日の今日は東大・名古屋大・京都大学の合格発表日であった。今年は国公立大学志望者の授業を担当しているわけではないので、合否発表を待っているわけではないが、大学受験に携わる自分にとっては大切な日でもある。さらに、私立大学は早稲田大学の合否発表も全て出ていて、入試の結果が出揃った状態になっており、今年の入試を総括する時期にもなっている。今回は、私が塾講師になって先輩から教わった、受験後の向き合い方について書いてみようと思う。

受験において、全員が第1志望の大学に行けるように指導を行うが、残念ながら全員を第1志望に受かることは難しいのが現状である。実際に、今年も第1志望校に全員を合格させることが出来なかった。このときに、「生徒が勉強をしなかったから」や「自分の担当教科を出来ていたけど、他教科が出来なかったから」や「こちらの指示に受講をしてくれなかった」と理由付けをするかもしれない。今まで見てきた人を見ていると、残念ながら多くの人がこのように他人のせいにして終わりにしようとしている。しかし、このように考えている以上は、自分に成長がないまま、次の受験を向かえて、同じことを連鎖していくことになるのである。

私は塾講師になって2年目で、中学3年生の受験クラスを担当したが、そのときに受験の振り返りをしたときに、「合格できたのは生徒が頑張ったからで、不合格は私たち(塾)の責任である」と教えられたときに、このような視点で物事を考える重要性に気付かされたし、だからこそ「教科授業をすることだけ」が仕事ではなく、生徒のモチベーションや学習管理も含めて仕事であることに気付けたのではないかと思う。私は塾講師になって3年目のときに、大学受験というフィールドに挑戦したいと思って、別ブランドに移動をした。しかし、そこでは、そのような姿勢で働いている人がほとんどおらず、授業だけしていればという感覚や上位生しか指導をしないという感覚を生み出しているのかもしれない。塾が授業を教えるだけの存在であったら、家で一流講師の映像授業を見ていいわけで、本当に大切なものを忘れている人が多い気がしている。