akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

「時間がないこと」を言い訳にしない。

私はアルバイト経験を含めれば、教育業界で働いて5年目になり、この仕事の特徴をある程度は知っている。一番の特徴を挙げるとすれば、「終わりのない仕事」である。この言葉を聞いて、どう感じるかは人それぞれであるが、そこにはポジティブとネガティブの側面があるように思える。

まず、ポジティブの側面で考えれば、ある程度のマニュアルや上からの指示もあるが、個人に任さられる部分が多いため、「よりよい教育を提供しようと思えば、実現することが出来る」ということである。例えば、講師という観点で言えば、最新の入試問題を解くことや過去問研究、そして授業研究は絶えずやるべきことであるが、個人の裁量に任されていることが多いだろう。他にも、進路アドバイザーならば、最新の入試傾向を知っておくことはもちろんのこと、入試問題の特徴を知ることで、偏差値に囚われた併願校指導からベストな併願先を提案することにつながったり、さまざまな勉強方法を調べることで、生徒によってベストな提案につながる。このように、さまざまな視点で、学ぶことが求められるが、こちらも個人の裁量で任されることが多い。このように見ていけば、終わりのない仕事であるともいえるだろう。そのため、ネガティブの側面で考えれば、「どこまでやるべきか明確ではないこと」により、負担と感じてしまう人もいたりするだろう。

一方で、「どこまでやるべきか明確でないこと」は手を抜こうと思えば、ある程度は手が抜けると見ることも出来ます。そのため、仕事に対する考え方によって、個人差が生まれやすい職種であることは間違えないだろう。このように考えると、さまざまな考え方があり、私はある考え方を否定するつもりも一切ないし、綺麗ごとなしに「お金を稼ぐために働いている」ことは、誰しもが否定できない事実であるからである。

このように考えると、教育業界は他業界よりも特殊性があるように思える。私は「終わりのない仕事」であり「裁量権が個人に委ねられることが多い」という特殊性のよさを見出すことが出来て、この業界に就職することに決めた。このように考えると、「終わりがない仕事」だからこそ、「時間がないこと」は当たり前で、このことを言い訳にしたら、おそらくよりよい教育を提供出来ないのだろう。つまり、「時間がないこと」を言い訳にせず、仕事をすることは、自分にとっては大切であると感じたのであった。