akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

大学で学ぶということ

駿台は昨年から受験を終えた高3生・高卒生に向けて、大学生でやるべきことや将来にやるべきことを明示するような講演を行っている。昨年度から、新型コロナウイルスの影響もあり、対面ではなくWEB上で映像配信で期間限定公開になって、誰でも見ることが出来るようになっている。昨年度は、英語科の大島先生が話をしてくれていましたが、今年度は昨年度に引き続き、大島先生と竹岡先生のそれぞれの視点から語ってくれている。今回は、この話を聞いて、社会人になった自分にも、知識や考え方を勉強になったことが多くあったので、感じたことを書いてみようと思います。

大島先生は「踏み出そう、次の一歩を」題材にお話されておりました。「学校・宗教・医療」は特殊なものであり、日本の税金制度でも特別であるし、宗教法人が学校を作ったりなどとある種の特殊性と関係性がある。さらに、マイナスをもっている人が抱えているのが「学校・宗教・医療」であるとも言える。そこで、マイナスをプラスに導くことが出来る組織であり、不完全な社会で、支えて合って生きるために大学へ行き、手を差し出せる人になるために大学へ行くことを言っておりました。さらに、大学受験では、点数を取るための勉強であったので、知的好奇心で勉強のパワーになることもあるが、禁欲も必要であった。しかし、大学では、我慢することのない学びが出来るのも大きく違う点であることをお話しておりました。日本の社会で見れば、大卒をして社会の1人前であると認識されることが多いのが現状であり、まだ足りていない部分に満ちあふれています。だからこそ、その不足を補うのが大学へ行くということを伝えてくれた講演でした。

竹岡先生は「大学で〇〇〇こと」を題材にお話をされており、「〇〇〇」には「やるべき(こと)」と「やってはいけない(こと)」が入り、長い人生を見据えて、大学4年間をどのように過ごすべきかの10箇条を竹岡先生流に語ってくれている講演でした。

1  外国語(基本語・活用変化形・音から入れる)

TOEIC・英検 (とにかく受ける)

一般教養科目 (一生の教養が決める)

4  実体験(生のコンサート・講演会・本物の料理・音楽)

5  アルバイト (やり過ぎはダメ)

6  クラブ活動  (何のための大学か?)

7  食生活(特に下宿生)

8  時間は短い(3年から就活)(パチンコ・競馬・ゲーム・麻雀)

9  継続は力なり  (体幹レーニング・学習)

10  「なにくそ、負けるもんか」

特に印象的であったのは、一生の教養が決まるので「一般教養科目」の勉強をすることであった。大学生に身に付けることが出来なかったら、大人になって勉強することが出来ないのは、社会人になって痛感することでもあった。社会人になった自分は意識的に勉強をすることが必要なのではないかと痛感しました。さらに、実体験の中で「本物の料理」などに触れ、頂点レベルの料理を知ることで、本当の質が分かるようになることを伝えていました。それによって、価値観を知ることを言っており、毎日安い食べ物を無意識的に選んでしまう自分にとっても参考になりました。竹岡先生は、「受かってしまったら悔しさが消えてしまうので、悔しさを武器に頑張れなくなる」と最後に伝えており、どちらがいいのかは人生全体で見れば分からないことを伝えていました。合格した人もそうでにない人も、「なにくそ、負けるもんか」という気持ちで、自分に向上心をもって勉強することの重要性を伝える講演でした。

塾・予備校を見ていると、もちろん受験に合格することが一番の目的ではありますが、駿台のように、受験後のことを見据えた講演もやっていくべきなのではないでしょうか。もちろん、このような講演は募集にも影響をしないだろうし、費用だけがかかるものかもしれません。しかし、生徒から合否結果を聞いて終わりではなく、今後を見据えたことを含めて教育することが必要なのではないでしょうか。

[参考文献]

駿台から羽ばたく、2021年度高卒クラス・高3クラス生の方へ ~講師からのメッセージ~ (sundai.ac.jp)

昨年度の大島先生の講演についてのブログ

新しい価値観に出会う冒険に行きませんか? - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)