akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

変わる予備校~駿台予備校~

受験生にとって冬は決戦のときであり、受験が始まっている。実際に、大学受験では、大学入学共通テストが1月18日(土)・19日(日)に実施されて、1月も終わりに近づき、2月から私大入試が本格的にスタートし、最後の指導をしているのが今の時期であるだろう。一方で、業界の特殊性もあるが、塾・予備校は必ず生徒を送り出し、新たな顧客を入れていかないと成り立たないことからも、募集という側面も考えていかなければいけない時期でもある。実際に、塾・予備校に問い合わせをする時期で1番多いのは新年度であることからも、ここでどれくらい集めることが出来るかどうかは1年間の教室売上に左右すると言ってもいいだろう。しかし、現在は業界でも多種多様な指導形態があり、個別指導や集団指導の対面授業にとどまらず、映像授業や授業をしない管理型の塾もあったり、自宅で映像授業をみながら学習のできるスタディサプリなどもあり、顧客の選択肢は増えている。そのため、自分の塾や予備校を選んでもらえる必要があり、顧客のニーズを捉えることが重要となっている。特に、大学全入時代となっている現状では、浪人生が減少をすることで、浪人生事業を行っている予備校では顧客獲得争いが激化している。特に浪人生の事業は、4月から1年間通ってもらうことが前提のカリキュラムであり一括納入がほとんどであるため、1人100万円近くの授業料を徴収することからも、2月から4月の募集期にどれくらい生徒を集められるのかは重要であり、生徒数が1人変わるだけでも、収入は大きく変わります。そんな中で、今回は「予備校業界の変化」を日本経済新聞社駿台予備校に調査をした記事を参考に議論を進めてみたいと思います。

先程もお伝えをしましたが、顧客のニーズや予備校の取り巻く環境は変わっています。顧客のニーズを考えたときに、塾や予備校選びでは、子どもの意志もありますが、最終的に授業料を払うのは親であることからも、親のニーズを捉えることが重要となります。親のニーズを捉える上で重要なのは、現在の日本の状況を理解することであり、家族構成を見ると、子どもが1人や2人の場合が多く(子どもを出産しない家庭も多いが)、1人の子どもに手をかけれる時間やお金もあることから、物事に対して慎重になり、自分の子どもの状況を把握したいという気持ちはより顕著になるでしょう。このような状況から「しっかり個を見てくれる」という塾・予備校を求める傾向が出てきているように思います。そこから派生をしたニーズとして、「いつでも分からないところを質問できるのか」や「学習管理をしてくれるのか」などといった環境面を大切にする傾向が強くなっているのでしょう。つまり、今まで塾・予備校は「授業」という側面をコアとして大切に決めてきましたが、これだけの要因で決めることは減ってきているのだと思います。また、過去の予備校は「授業」だけを売りにしており、個の対応は雑であり、そのような生徒は別の塾に行くケースが多く、予備校側も強気の姿勢があったのですが、少子化などの影響もあり顧客のニーズを捉えていかないと生き残ることが難しい現状にあるという見方も出来るでしょう。以上のことを踏まえると、個をサポートする指導体制の構築が予備校業界で求められるようになっているのでしょう。

そんな中で、この記事にもありますが、駿台予備校は従来の「プロ講師による講義中心の授業」から「講師・担当が手厚くサポートする体制」に変わるMy Fit プランを作りました。具体的には、従来のプロ講師による講義中心の授業だけではなく、前日までの学習内容の整理や復習を目的として、月~金曜に1限前に50分実施をする英会話学習や弱点克服のテストを中心とした「朝学タイム」(復習)や演習しながら講師に質問や相談が出来る「数学(英語)講師タイム」やICT教材を利用した「演習タイム」といった、従来では授業を受けて終わりという体制から学習の定着までサポートをする体制に変わることで、顧客のニーズを捉えるプランを作成しました。今年度は柏校で先行導入をして、来年度では10校舎で導入を予定しているということで、駿台予備校の1つのプランとして確立をしていくことになるでしょう。また、河合塾の浪人生クラスでも「完全習得タイム」といった演習をして分からないところを講師に質問が出来る体制を整えており、予備校業界の「個」に寄り添う姿勢は加速をしています。

このように予備校は時代とともに大きく変化をしており、変化に対応ができる予備校は残っていくことは出来るでしょう。しかし、業界全体が厳しい中で、顧客のニーズを捉えられるかは重要であり、選んでもらえる予備校であることが重要となるでしょう。また、今の保護者世代は予備校の全盛期を経験しているため、「浪人したら大手予備校に行くものだ」や「予備校に対する安心感」を多かれ少なかれあるような認識があるかもしれません。しかし、今の20代やこれから大人になる世代は塾・予備校が多様化している世代であり、生き残るための施策をより強化していくことは必要になってくるのでしょう。どんな業界でも時代に合わせた変化は必要になりますが、過去に囚われることなく、恐れずに変化をすることが出来ることは重要なコトなのかもしれません。

【参考文献】

迫る大学全入、駿台が挑む新・予備校 個別指導や朝学  - 日本経済新聞

「わかる」から「できる」へ 河合塾が大改革 第一志望合格をより確かにする「完全習得タイム」とは [Sponsored] - 産経ニュース