今回は先日公開された「早稲田大学(2025年度)」入試結果から、昨年度から一般入試で共通テストが必須となった早稲田大学・社会科学部の入試動向を分析していきたいと思います。今年度に受験する方に向けた、共通テストのボーダーラインや2次試験の攻略法を盛り込んでいますので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
まずは、早稲田大学社会科学部の一般入試についてお伝えをしておくと、今年度から「共通テストと大学独自試験」の併用型に変更となり、共通テストが120点満点(外国語・国語・選択科目がそれぞれ40点)、大学独自試験が120点満点(英語・数学または総合問題)の240点満点となりました。従来の大学独自試験のみから大きな変更もあり、2024年度の受験者数7833名から5785名となり受験者数は2048名減となり、倍率も8.5倍から約5.0倍(※総合問題型:5.0倍、数学型:5.1倍)となり倍率も大幅に下がった結果となった。社会科学部は、早稲田大学でも最後に行われる入試で2月22日に実施されることもあり、他学部と併願(特に顕著なのは、文化構想学部は昨年度3016名から2045名に917名減、文学部は昨年度2871名から1880名に991名減)や入試日程が被りにくいことで受験者数を多く集めていましたが、共通テストの必須化によりハードルが上がり、受験生の減少は大きく影響をしたと言えるでしょう。そんな中で着目をするべきことは、昨年度の選択科目別受験者を比較すると、数学受験者1928名から1821名となり受験者数は減っているが大きな影響は起きていない。しかし、昨年度の地歴受験者が6459名から今年度から始まった総合問題選択者が3964名であるため、私立文系の多くは地歴を選択することを考えると、共通テストと総合問題になり、私立文系受験者が減っていることが明らかとなっている。受験生の心理を考えれば、当たり前の結果ではあるが、ここまで影響が出るとは大学側も思っていなかったかもしれません。逆に言えば、第1志望学部で入念に総合問題の対策をした受験生にとっては、差がつきやすいため有利に働く入試とも言えるでしょう。ここからは大学が公表している受験者平均点や合格最低点を元に攻略法について考えていきましょう。
総合問題型の場合は、共通テスト120点(受験者平均点:96.778点)、大学独自試験の英語 60点(受験者平均点:33.427点)、大学独自試験の総合問題 60点(受験者平均点:31.826点)となっており、今年度の合格最低点は179.6点という結果でした。ここで注意をしておきたいのは、共通テストで使用する科目は、外国語・国語・選択科目であり、外国語と国語は200点を40点に圧縮となり、選択科目は100点を40点に圧縮となるため、選択科目の配点比重が大きいことに注意が必要であるため、このことを考慮に入れると、「英語 32点(圧縮前の得点:160点)、国語 32点(圧縮前の得点:160点)、選択科目(地歴・数学・理科) 45点(圧縮前の得点90点)」を目標とすれば109点となり、約9割を取り、大学独自試験で71点を取れば、受験者平均点の合計が65点前後であることから、英語と総合問題でプラス1~2問出来れば合格することが出来るため、共通テストでいかに失点をしないかは重要であると言えるでしょう。社会科学部を第1志望で考えているのであれば、共通テストの勉強だけでは大学独自試験に戦うことは出来ませんが、大学独自試験の対策をしながら、共通テストの勉強を入念に行うことが求められていると言えるでしょう。
次に数学型の場合になりますが、こちらも総合問題型と同様のことが言えますが、実際のデータから見てみましょう。共通テスト120点(受験者平均点:96.555点)、大学独自試験の英語 60点(受験者平均点:32.535点)、大学独自試験の数学 60点(受験者平均点:24.235点)となっており、今年度の合格最低点は174.0点という結果でした。総合問題型と同様に、選択科目の配点が高いため、「英語と国語を8割・選択科目を9割」を目標とすれば109点となるので約9割を取ることが出来ます。残りの65点を大学独自試験で取ればよいので、受験者平均点の合計が56点前後であることから、英語と数学でプラス1~2問出来れば合格することが出来るため、こちらも同様に、共通テストで9割を死守できるかどうかは合格するための鍵になってくると言えるでしょう。
このように見てきましたが、共通テストで高得点を取ることの重要性をお伝えしましたが、共通テストと大学独自試験の得点比率は1対1なので、大学独自試験で挽回をすればよいと考える方もいるかもしれません。しかし、大学独自試験の英語や数学は昨年度の一般入試とほとんど同じレベルの出題であるため、共通テストの方がコスパが良いことや不確定要素が強い総合問題で点数を取るよりは確実性が高いことが言えます。最後にまとめると、早稲田大学社会科学部に合格をするためには、共通テストをいかに成功につなげるかはまず第1関門であることが言えるでしょう。ぜひ、受験生はこのようなことを意識した上で、受験勉強に取り組んでみてください。
【過去の関連ブログ】
早稲田大学 社会科学部・入試改革 - akshota0407の日記
早稲田大学・2025年大学入試改革 - akshota0407の日記
早稲田大学・人間科学部【一般選抜改革】 - akshota0407の日記
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