akshota0407の日記

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2025年度入試を振り返る(早稲田大学 人間科学部)

今回は先日公開された「早稲田大学(2025年度)」入試結果から、昨年度から一般入試で共通テストが必須となった早稲田大学人間科学部の入試動向を分析していきたいと思います。今年度に受験する方に向けた、共通テストのボーダーラインや2次試験の攻略法を盛り込んでいますので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

まずは、早稲田大学人間科学部の一般入試方式を確認しておくと、今年度から「共通テストと大学独自試験」の併用型に変更となり、また「国英型」・「数英型」でそれぞれに募集枠を設けて、大学独自試験では「国英型」では「国語と英語」、「数英型」では「数学と英語」の試験となり、1教科減という入試方式に変更となりました。また、新しい入試方式では、共通テストで「国英型」では「国語」を必須、「数英型」では「数学」を必須として、選択科目は「理科・社会・情報・数学(数英型除く)・国語(国英型除く)」から1教科となり、共通テストでは英語の成績を利用しないのが特徴です。また、どちらの型も「共通テストが60点分(必須科目:20点、選択科目:40点)、大学独自試験が90点分(英語:50点、国語または数学:40点)」が配点となっています。さらに、教科別の配点について見ていくと、「国英型」の教科別配点では、英語(大学独自試験50点)、国語(共通テスト20点+大学独自試験40点=60点)、選択科目(共通テスト40点)となっており、国語の配点が英語の配点よりも高く、「数英型」においては、「国語」の配点が「数学」に変更されるので、英語の配点が50点、数学の配点が60点となり、英語よりも数学の配点が高いのが特徴となっています。このようなことを踏まえた上で、今年度の入試を振り返ってみましょう。

最初に志願者数という観点で昨年度と今年度を比較すると、人間環境科学科は2180名から1809名となり371名、健康福祉科学科は2124名から1268名となり856名減、人間情報科学科は1528名から 909名となり619名減となっており、学部全体で1846名減となっている。共通テストの必須化で受験者数が大幅に減少をしていることが読み取れます。さらに、今年度から文系と理系を入試方式を分けたことによる受験者数の変化を見ると、文系が4641名から3052名となり1589名減で前年比65.7%、理系が1191名から934名でとなり257名減で前年比78.4%という結果になった(※数英型は大学独自試験で数学Ⅲが出題されるため理系が選択される)。ここから読み取れるのは、全志願者数の理系割合は昨年度が20.4%に対して今年度は23.4%で理系の割合は微増をしているが、募集枠の理系と文系の比率が1対2であることを考慮に入れると、圧倒的に理系に有利な入試になっていることは読み取れるでしょう。以前のブログでもお伝えをしていますが、早稲田大学人間科学部は文理融合の入試方式であるが、文系に偏ってしまっている現状を踏まえて、理系生の獲得を今回の入試制度は体現していると思います。今回の入試制度で理系生の割合が微増をしているのは注目するべき点と言えるでしょう。

さて、ここからは大学が公表している受験者平均点と合格最低点という観点で今後の入試戦略をお伝えしていきましょう。なお、合格最低点は学科ごとに情報公開されていますが、受験者平均点は学科ごとの公開はしていないので学科全体となります。まずは国英型から見ていくと、それぞれの受験者平均点は、大学入学共通テストで課す科目46.531点(配点:60点)、大学独自試験の英語21.680点(配点:50点)、大学独自試験の国語23.142点(配点:40点)であり、合格最低点は人間環境科学科が104.32点、健康福祉科学科が99.99点、人間情報科学科が100.63点という結果でした。また、共通テストの受験者平均点を得点率で表すと76%であることも注目するべきでしょう。ここから共通テストの得点で検証すると、共通テストで80%を取れた場合は、大学独自試験で62.2%の得点率(合格最低点が1番高い人間環境科学科の場合)が必要となるため、大学独自試験で挽回することは可能でありますが、もう少し共通テストで点数を稼いでいた方が、大学独自試験を有利に進めることが出来るでしょう。次に、共通テストで85%近くの得点を取れた場合は、大学独自試験で57.7%の得点率(合格最低点が1番高い人間環境科学科の場合)となるので、6割程度の得点率で合格することが可能になるので、有利に進めることが出来るでしょう。しかし、ここで注意をしておきたいのは、共通テストは必須科目と選択科目で配点が異なるため、「必須科目(国語):16点(圧縮前の得点:160点)、選択科目:36点(圧縮前の得点:90点)」を目標にすれば得点率は86.6%となります。共通テストの得点率を85%を目標に学習をしていき、最低でも共通テストで80%を越えないと合格は難しいことが今回のデータから言えるでしょう。

同様にして数英型を見ていくと、それぞれの受験者平均点は、大学入学共通テストで課す科目46.825点(配点:60点)、大学独自試験の英語21.333点(配点:50点)、大学独自試験の数学12.690点(配点:40点)であり、合格最低点は人間環境科学科が97.48点、健康福祉科学科が92.43点、人間情報科学科が99.51点という結果でした。受験者平均点を見ると、大学独自試験の数学が難しかったこともあり、国英型よりも合格最低点は低い傾向にありますが、共通テストの受験者平均点や大学独自試験の英語における受験者平均点はほとんど変わらないことからも、共通テストの得点率は85%を目標に学習をしていき、最低でも80%を越えないと合格は難しいことが読み取れるでしょう。

ここまで早稲田大学人間科学部の一般入試を見てきましたが、結論としては、社会科学部よりは共通テストのウエイトが低いので、大学独自試験で挽回をすることは可能ではありますが、共通テストでは最低でも80%の得点率で目標は85%の得点率が合格に必要であることが言えます。このことも踏まえると、私立大学を第1志望校とする受験生は大学独自試験のみの入試が一般的であるため、共通テストの対策が手薄になり、秋から冬にかけて対策を始めることが多いですが、人間科学部を目指す場合は夏頃から意識的に共通テストの対策に取り組むことが必要と言えるでしょう。このように2025年度から早稲田大学は社会科学部と人間科学部は共通テストと大学独自試験を併用したことで受験生の負担が大きくなったことで、受験者数は減りましたが、他大学の併願で受験を敬遠されるようになり、第1志望学部とする受験生には有利になったのかもしれません。一方で、学部はあまり気にしないが何とでも早稲田大学に入りたいという受験生には、受験しにくい状況になっているのが現状で、受験生の立場によって賛否両論はあるでしょう。このようなことを踏まえると、早稲田大学の入試は多様化しているのは事実で、その結果として、早めに第1志望学部や併願も決める必要があります。また、共通テスト併用型の学部を受ける場合は、夏休みぐらいから共通テストのウエイトを少しずつ上げて勉強する必要があるため、夏休みの学習計画を立てる今の時期に併願の方針を決める時期にきているのでしょう。

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早稲田大学・人間科学部(国語・サンプル問題) - akshota0407の日記

早稲田大学・人間科学部【一般選抜改革】 - akshota0407の日記