先日、入試突破のスーパートライアングルを受講するために駿台のお茶の水校に行きました。この「入試突破のスーパートライアングル」は不思議な講座で、予備校と言えば受験生が受講をするのが当たり前ではあるが、受講生は卒業生や社会人も参加をするような不思議な講座で、担当講師も英語科講師の大島保彦先生、数学科講師の雲幸一郎先ggもいるような人気の授業になっている。今回はこの授業で話題となった「東京大学で新設される”UTokyo College of Design"」を考察していきたいと思います。
いきなりではありますが、みなさんに質問があります。デザインという言葉を聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?私が真っ先に思い浮かべるのは、「車のデザイン」や「デザイナー」という言葉であり、「何か伝えたいことやイメージを印象付ける手段として設計をする」という意味で使われるいるように思います。しかし、今回のスーパートライアングルでも話題になりましたが、英語科講師の大島先生から、英語のデザインという意味は、設計という意味だけではなく「企画、意図、たくらみ、陰謀」という意味もあり、東京大学がDesignを日本語で表記をしないことにはこの意味合いがあるのではと考察をしていました。実際に大学のプレスリリースでは「東京大学は、「デザイン」を、一般に理解されている工業製品の造形や芸術的意匠に留まらず、新たな価値や
システムの創出、複雑な社会課題(気候変動、高齢化社会、デジタル化がもたらす影響など)の解決に向けた創造的なプロセスを含めた幅広い概念として捉えている」と述べられており、幅広いDesignを考察していくことが学部名からも現れているのでしょう。
また、プレスリリースでは学部創設の目的は、「世界にインパクトを与える人材の育成」を目標として、具体的には「デザインをスキルとしてだけでなく、思考の方法として学び、様々な分野でイノーベンションを起こし、課題解決を先導する人材」の育成と考えています。世界に通用をする人材の育成という観点からも、国際的な学生の確保という観点もあり入学定員の100名のうち日本人・外国人学生をそれぞれ50人程度であり、すべての授業を英語で実施する体制、1年生の全寮制といった取り組みは日本人学生と外国人の融合や国際化をかなり意識していることは分かるでしょう。他にも、学部長には、東京大学大学院情報学環教授のマイルス ペニントンを予定しており、東京大学では初の外国人学部長になる予定です。授業の中でも現代文科講師の霜先生も言っておりましたが、日本は周囲に合わせようとする同調が文化としてあることでが良い面もあるが悪い面としては何か突き出るようなことは出来ておらず、その結果で国際化が遅れていると述べており、境界を超えるチカラが必要となってくることを言っていました。今回の東大が新学部の創設が日本の大学にどんな影響をもたらすか注目に値をするでしょう。
このように変化が求められている時代の中で、東京大学は入試問題でも変化をしており、2023年度の第1問現代文で女性の著者(「小川 さやか「時間を与えあうー商業経済と人間経済の連環を築く「負債」をめぐって」)が出初めて出題をされて話題にもなりました。今まで現代文で女性の著者が出題されてこなかったこともどうなのかという疑問もありますが、ここにも大学側のメッセージもあるのかもしれません。大学に限った話ではなく、常に社会は変動をしている中で、自分自身も変わっていかないといけませんが、変化や新しい経験は不安や怖いものとイメージしてしまいますが、それを乗り越えた先に新たな世界があるのでしょう。今回のスーパートライアングルを通じて、境界を超える(越境)は変化が激しい社会を乗り越える中で大切なことを知れた1日でした。
【参考文献】
UTokyo College of Design ホームページ
U Tokyo College of Design .pdf
U Tokyo College of Design 記者発表 資料.pdf
UTokyo College of Design 記者発表(2025年4月4日) - 藤井輝夫総長
hUTokyo College of Design 記者発表(2025年4月4日) - Miles Pennington