akshota0407の日記

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問われているのは思考力×分析力?

今回は過去にも何度か共通テスト地理総合・地理探究の問題を紹介していますが、今回も思考力や分析力を必要とする2025年度の共通テスト追試験第2問 問2の地域調査で出題された問題を紹介します。この設問は多くの知識を必要とせず日本地誌があれば解ける問題ではありますので、ぜひみなさんも挑戦をしてみてください。

解答を出すことは出来ましたでしょうか。早速解説になりまますが、おそらく1995年・2015年ともに「幹線バス」と「幹線旅客船」が少ないことから、本州と直接はつながっていない高知県を(F)と決めることは出来たと思います。しかし、愛媛県徳島県の判定が難しかったのではないでしょうか。また判定が出来た場合でも、どのように説明することが出来るかも考えてみてください。ここまでいくとなかなか難易度の高い問題と言えるのではないでしょうか。

さて、この問題の解法を説明したいと思いますが、注目するべきは(G)と(H)を比較したときに、(H)の方が「(橋が開業したことにより)幹線旅客船から幹線バスに推移をしている」ため、橋の開業が大きく影響をしていることが読み取れる。また、実際の共通テストでは問1の図(下図を参照)が与えられており、広島県愛媛県の間には島も多くあるため、従来通りの旅客船利用も多いことを考えることができる。また、兵庫県徳島県は淡路島のみであることから橋の開業により、幹線バスに転移をしたことが分析することが地理的要因が推察することができる。以上のことから、(G)は愛媛県、(H)は徳島県とすることから、⑥が正解となる。

私は図1の大きい島の数(※島の数(無人島を含む)で見てしまうと「広島県」よりも「兵庫県」の方が多い)に着目をすることで、人の流動を考えて解きましたが、他にも解き方があります。例えば、「広島県の中心である広島市西瀬戸自動車道の距離が離れているため幹線バスの利用が少なく、明石海峡大橋は大阪大都市圏から徳島県を直線的に結ぶことから幹線バスの利用が多い」という地理的特徴で説明することも可能である。他にも、人口に着目をして考えれば、「幹線バスの増加が最も顕著であるのは、人口集積地の近畿圏にある兵庫県と橋でつなかった徳島県であり、橋が架かる以前も地方中枢都市の広島市があり幹線旅客船が多かったのは愛媛県」と考えることもできる。このように考えると、さまざまな見方で解答を出すことが出来る問題であった。

最後に、この問題は追試験であるため大学入学センターから正答率の公表などはありませんが、おそらく正答率は20%程度と低い問題であったと思われます。また、私は地理的特徴だけで解きましたが、別解で紹介をした地域性にも着目することで、より精度が高いものとなります。共通テストで8割程度を目指すのであればこのような問題は捨て問と言ってもいいかもしれませんが、東大や医学部などの最難関大学になれば、共通テストで9割を目指すため、このような問題を解けるチカラが必要になってくるでしょう。そのためには、知識だけでなく共通テストの過去問を通じて、出題者がどのようなことを意図しているのかを把握する必要があるでしょう。

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