2025年12月1日に学校法人駿河台学園は、2026年4月に「現役合格フロンティア 千種校」を新規開校することをプレスリリースしました。少子化が進んでいる中で新規開校をするだけでなく、千種という河合塾の本拠地である場所に新規開校するという点でも、業界の中でも注目が集まっています。今回は、インターネットに掲載されている情報を元に「現役合格フロンティア 千種校」のコンセプトや魅力を紹介していきたいと思います。
まずは、コンセプトは「高校1年生~高校3年生を対象として名古屋大学現役合格に向けた専用指導を提供する拠点」とした校舎になっており、「名大現役合格館」と名称をつけています。そのため、設置講座は「名大英語」、「名大数学(理系)」、「名大数学(文系)」、「名大数学(理系)」、「名大国語」、「名大物理」、「名大化学」が設置されています。地歴の講座は、駿台の名古屋地区で現役生講座を設置されていないことからも新設はしていないと考えられますが、オンライン授業で学習をしていく形態をとることになるでしょう。一方で、「名大国語」、「名大物理」、「名大化学」は既存の校舎で設置がないため、新規講座となりますのでテキストを作成することも考えると、かなりチカラを入れていることが分かります。また、河合塾の千種校でも高3生のレギュラー授業で名大特化しているのは英語と数学のみであるため、差別化するポイントにもなっていると言えるでしょう。名古屋地域でも特に千種は大学受験と言えば、河合塾という印象が強いの中で、どの程度生徒が集まるかどうかはかなり挑戦的なようにも思えます。
次に、校舎の建物を見てみると、実際の写真や動画がないのでイメージ図からにはなりますが、3階建てになっており専用自習室は1階に40席程度あるのではないかと推測が出来ます。また、校舎の位置を確認すると、大通りから少し離れている住宅街にあるため、河合塾千種ビクトリーブリッジを使えば千種駅からすぐ行ける河合塾や駅前にある四谷学院といった塾にアクセス面では負けてしまっている中で、どのくらい千種という認知度を高めていけるのかは生徒を集める上では重要になっていくでしょう。
最後に、私がホームページを読んで気になったことは、千種校が現在の既存校舎とパンフレットやホームページを読んでいて大きな違いを感じたのは、「質問対応ブースを完備」するということでした。ホームページ上では、「質問対応ブースを完備して、わからない問題やその場で解決できる質問スペースを設置。翌日に持ち越さない学習を徹底します。」と記載があります。質問対応ブースは、常駐をしている質問対応が可能な講師や大学生がいるのかや頻度がどのくらいなのか詳細は分からない部分ではありますが、集団授業でありながら個に対応することをアピールしているでしょう。詳細は分かりませんが、仮に大学生が質問対応をするとなれば、今までの予備校では質問対応をするのは授業を教えるプロ講師という根強いルールがありましたが、このようなことを打破する一歩となるのかもしれないと思います。なぜならば、生徒側からすればすぐに質問に答えてくれる環境は大切であり、講師は多くの場合は週に1回しかその校舎に出講をすることはなく、教科ができる先生がいても自分を教えていない生徒には質問対応をしたがらない講師もいる中で、質問対応の環境として課題が多くありました。時代とともに顧客が求めるものも変わっていく中で、予備校はこういったルールを守ろうとすることで、映像授業や自習管理型の塾に負けてしまっている原因にもなっているかもしれません。ホームページ上に掲載されている内容から、想像の領域で話を進めてしまったこともありますが、この辺りの詳細は知りたいことや魅力になっていくのではないかと思います。
今回は駿台千種校のコンセプトや魅力を書いていきました。まだ時間割などの詳細は公開されていない情報も多くあるので、今後の動向は気になるところでしょう。駿台は名古屋には「名古屋校」、「丸ノ内校」と現在は2校舎があり、名古屋地域のノウハウはたくさんある中で、ライバルの河合塾の認知度が高い中で、千種という場所で、足を運んで入塾説明会や体験授業に来てもらい、どんな魅力があるのかや差別化していくことが成功のカギとなっていくのではないでしょうか。
【参考文献】