akshota0407の日記

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合格率って怪しいよね?

別のブログを書いているときに、ある塾の合格率を見たときに「(ウソはついていないと思うけど)合格率の算出方法は怪しいな」と感じたことがあったので、今回は「合格率」をテーマにブログを書いてみたいと思います。塾関係者がこのようなことを書いてはいけないのかもしれませんが、今回は算出方法という観点で「定義の問題」と「率の問題」の2つの観点で「東京大学の合格率」をテーマにみていきます。

まず1つ目は「定義の問題」ですが、「東京大学の合格率」と言ったときに、どのような定義をするかということです。例えばある塾のサイトでは「東京大学合格者14名(合格率40%)」とあり、合格率は定義されていませんでした。合格率を提示する塾側は、「合格者数が少なかった場合に受験者数が少なかった」ことをアピールするために合格率を提示しているケースが多く、少しでもよい数値を見せるためには、「合格者/東大受験者(※当日受験をした人)」と定義すると思います。おそらく多くの塾は合格率と言えばこのように定義していると思われますが、ここで考えたいのは「分母の東大受験者」は多くの人がこのように定義するだろうと考えていることです。しかし、東京大学の場合は「共通テストと個別学力試験」の2段階で合否を出しているため、1段階の共通テストで合格しなかった生徒や出願を取りやめた受験生は含まれていないことになります。ここで考えたいのは、「東京大学の合格率」と言葉を聞いて定義できるのは他にもあり、「合格者/第1志望校が東大であった生徒(共通テスト受験前)」、「合格者/東大出願者(※1次試験不合格者を含む)」と言ったように、合格率という言葉が実に曖昧であるということが分かるでしょう。また、多くの場合は合格率の数字が高い場合が多いため、そこだけに目がいってしまい、定義の曖昧さに気付かずに、合格率という指標だけで、解釈をしてしまっているケースも多いのではないかということに問題があります。

次に考えたいのは「率の問題」です。これはみなさんの経験もありますが、「全体数の分母が小さければ小さいほど1つあたりの率は上がる」ことは直観的に分かると思います。例えば、受験者が5名で合格者が4名であれば合格率は80%となります。もっと極端に言えば、受験者が3名で合格者が3名であれば合格率は100%となります。このように見ると、合格者数よりも合格率の方が数字が大きく目立ちます。また、受験者数を提示しなくても算出できてしまうトリックがあると言ってもいいでしょう。さらに、塾の場合でより厄介になるのは特待制度であり、特待生も含まれて算出されるとなれば、塾の合格実績をかなり複雑になっていきます。

ここからは少し脱線をしますが、具体的な事例をお話をすると、私が大学生のときに働いていた塾では「県立高校合格率:100%(※ほとんどの生徒が私立ではなく県立に進学をする地域)」と合格実績のチラシに掲載がされていましたが、本部長から教室長に「これはいつの時点のこと」と問われていました。これもまさに言えることで、ほとんど県立に行く地域であれば、自分の内申点を見て最終的に合格可能性がより高い高校を選択する地域であれば「合格者/出願者」は意味のない数字になります。このように数字に惑わされないことも重要と言えるでしょう。

今回は合格率をテーマに書いていきましたが、世の中には怪しい算出方法の指標はたくさんあると思います。例えば、満足度調査のときに4段階で「非常に満足」「ほぼ満足」「少し不満」「不満」に調査をすると、満足度を「非常に満足」と「ほぼ満足」を合計しているのも言えるでしょう。このように数字だけに着目をするのではなく、定義に戻って考えることは騙されないためにも重要なことだと言えるのかもしれません。

【関連ブログ】

合格インタビュー - akshota0407の日記

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塾選びで合格実績をどのように評価しますか? - akshota0407の日記

河合塾の新ブランド『東大理類特化 MEPLOMETA』

河合塾は9月24日(木)東大理類特化MEPLOMETAの新ブランドを立ち上げることをプレスリリースで発表しました。今回はホームページやプレスリリースから読み取れる内容と今後の展望における考察を踏まえながら、記事を書いていきたいと思います。

まずは、MEPLOMETAは中高一貫校のトップ生で東大理類特化したものになるということです。開校は2026年11月1日兵庫県西宮市の阪急西宮北口駅前に立ち上げ、2027年1月は中学3年生のみ開講を行い、順次拡大して2029年度に全学年開講予定ということでした。首都圏には中高一貫校に通う中学生および高校生のための東大現役進学塾MEPLOがあることを考えると、阪神地区のMEPLOとして立ち上げた経緯は考えられます。話は少し脱線をしますが、ここでMEPLOを立ち上げなかった理由としては、東大の合格実績は大きく関係していると思います。実際に、MEPLOの東大合格者は掲載されているので分析をすると、今年度の入試では51名(池袋:11名、表参道:10名、本郷:14名、横浜:16名)という結果であり、在籍者数は不明ではありますが、この数字は東大現役進学塾として妥当であるかどうかは人によって考え方は分かれるのではないでしょうか。また、河合塾と駿台を比較するときに、「理系は駿台、文系は河合塾」というイメージも生徒や保護者には根強くある中で払拭していきたいとも考えられます。このようなことを踏まえると、新ブランドを立ち上げた背景も考えられるでしょう。

さて、ここからはプレスリリースにも記載のあるMEPLOMETAの特徴を見ていきましょう。特徴は大きく3つを挙げています。まず1つ目は「圧倒的なスピードと量で東大理類トップ合格への究極のMETAカリキュラム」です。ここでは6年間で段階的に4周学べる設計になっていると述べており、まさに鉄緑会を意識していることが言えるでしょう。また、一般的な中高一貫校に通っている生徒は学校の勉強とこのスピードで学習することは困難に近いところからも、まさにトップ層に合わせた授業になっていくことが予想されます。次に2つ目は「国際科学オリンピックメダリスト・河合塾プロ講師が学びの本質を高める指導」であり、具体的には、「国際オリンピックメダリストなどの最高峰の知のエキスパートMEPLOMETA選抜講師(大学生または大学院生)が中学生・高1生が指導にあたり、高2生・高3生は東大入試に精通した河合塾プロ講師が担当をして、東大理類トップ合格に向けた実践焚きな指導を行います」と書かれています。この文章を読むと、当たり前のことが書かれているのではと思われる方も多いですが、私がここで感じたことは、「中学生・高1生は大学生または大学院生」が指導にあたるということでした。河合塾はプロ講師の指導をポイントしており、大学生や大学院生の指導は補助的な質問対応などが中心であったことに対して、主軸の指導にあたることは注目するべきことだと思います。塾では当たり前のところも多いですが、プロ講師を売るにしている河合塾がこのような動きをしてくるのは衝撃的でした。これらが業界全体に影響をしていくのかは今後の動向にも注目です。最後の3つ目は、「トップレベルの精鋭が集い、競い合い、学び合う超選抜制クラス」と書かれています。具体的には、正解を競うだけではなく、なぜその発想ディスカッションに至ったのかをディスカッションを取り入れるとあり、知識だけではなく思考力や答案作成能力を養成するようなカリキュラムとなっていると言えるでしょう。このように3つの特徴を見ていきましたが、特に2つ目と3つ目はMEPLOMETAにあって鉄緑会(※鉄緑会は全学年が大学生または大学院講師)にないものとなっており、プレスリリースを見ても鉄緑会と差別化をして書かれていることを感じました。河合塾にとってMEPLOMETAは圧倒的に東大合格実績を誇る鉄緑会に勝負をかけようとしているのではないかと個人的には思いました。

プレスリリースにもありますが、「首都圏へ展開する予定」も記載されています。私の予想ではありますが、おそらく鉄緑会のある新宿は開講の候補ではないでしょうか(河合塾マナビスの東大専門館が開講しましたが)。先程も述べましたが、学校のカリキュラム進路を考えたときに、御三家のようなトップレベル層を取り入れないと生徒数が集まらず経営は難しい形態になるでしょう。また、MEPLOMETAが首都圏で展開をされるようになれば、学校との両立を意識したカリキュラム進度を踏まえるとMEPLOとはまた別の枠組みの顧客を取り入れることになると思います。首都圏にMEPLOMETAを展開することは新たな顧客を生み出すブランドになるのではないでしょうか。MEPLOMETAはどこまで勢力を伸ばせるのは、今後の動向にも注目していきたいです。

【参考文献】

東大理類特化 MEPLOMETA | 大学受験の予備校・塾 河合塾

kawaijuku.jp/news/newsrelease/assets/upload/26073-MEPLOMETA.pdf

【関連ブログ】

河合塾マナビス東大専門館、2026年開講 - akshota0407の日記

早慶志望者必見の「早大プレ・慶大プレ」

大学受験では大学別模試が存在をしているが、今回は早慶志望者を対象とした模試を紹介していきたいと思います。まずは予備校別に早慶模試を見ていくと、今年度から河合塾の早慶大レベル模試は廃止になったため、大手塾・大手予備校が実施している早慶模試は代ゼミ・駿台が行っている「早大入試プレ」・「慶大入試プレ」と東進「早大・慶大レベル模試」が挙げられます。今回はその中でも早慶志望者を対象に受験をしていただきたい特定大模試の「早大入試プレ」・「慶大入試プレ」を紹介していきたいと思います。

まずは実施概要をお伝えすると、今年度の実施日になりますが、早大入試プレが10月13日(日)・慶大入試プレが11月3日(火・祝)となっています。一般生の受験料は8200円と高額ではありますが、受ける価値は高く、学部ごとに出題形式(一部共通問題を含む)を合わせているため、過去問+1年分の演習量が出来るという点で大きなメリットがあります。また、早大(政治経済学部・社会科学部・スポーツ科学部)の総合問題、早大(創造理工(建築))の空間表現、慶大(小論文・論文テスト)にも対応をしています。早慶の場合は学部ごとに出題形式が異なるため、第1志望学部のみしか判定は出来ませんが、志望学部判定よりも予想問題演習という観点で考えても利得は大きいと思います。早大入試プレは10月中旬なので、過去問をそろそろやってみようという時期で、最新の過去問はもう少し実力をつけてからやりたい方には、早大入試プレを1回目の過去問として使用することも出来ます。また、慶大入試プレは11月初めなので、記述もある慶大入試で過去問をやってみたけど、どのくらい点数が取れるのかを測る目安になり、小論文はどれだけ勉強が進んでいるのかの実力発揮として役立つと言えるものになります。このように問題をもらうだけでも価値は大きいのではないかと個人的には思います。ちなみに、東進の「早大・慶大レベル模試」は、英語・国語は共通問題で、総合問題は政治経済学部のみであり、国語と小論文の受験は不可となっていますので、網羅性は早大プレ・慶大プレには負けてしまいます。次に魅力の2つ目としては、実施日当日に代々木ゼミナール本部校で英語の「早大入試プレ解説特講」・「慶大入試プレ解説特講」を無料で受けることが出来ます(後日映像で授業を受けることも可能)。解いたその日に共通問題を中心に解説が行われて、今後の指針にもなるようなアドバイスをもらえるのは有益になるでしょう。

【早大入試プレと慶大入試プレのご案内】

代々木ゼミナール(予備校) | 早大入試プレ【代ゼミ・駿台共催】

代々木ゼミナール(予備校) | 慶大入試プレ【代ゼミ・駿台共催】

ここまでは模試についてお話をしていきましたが、模試の過去問である「早大入試プレ問題集」が書籍化されています。昨年度は「英語・総合問題」・「国語」・「数学」の3教科が発売されており、今年度は数学の発売情報はインターネット上にありませんので不明ですが、「英語・総合問題」・「国語」は10月9日に発売されます。このような模試と大学の過去問の大きな違いは、模試の過去問は平均点や正答率などが記載されるところで、どこの問題を取らなければいけないのかを把握しやすいメリットがあります。また、政治経済学部や社会科学部の受験生は総合問題の過去問が少ない大学を受ける方には、過去問で補えない練習量を確保することが出来るため、かなり有効的と言えるでしょう。このように考えると、早大入試プレ問題集も有効活用できることが多くあると言えるでしょう。話は脱線をしますが、個人的には、慶大入試プレの小論文も書籍化して欲しいと思いますが、なかなか需要と供給のバランスからも難しいのかもしれません。

【参考書籍】

2027早大入試プレ問題集 英語/総合問題[政治経済/社会科学部] | 代々木ゼミナール |本 | 通販 | Amazon

2027早大入試プレ問題集 国語 | 代々木ゼミナール |本 | 通販 | Amazon

今回は代ゼミ・駿台が実施する「早大入試プレ」・「慶大入試プレ」を紹介しました。私は代ゼミや駿台の関係者ではありませんが、これだけ学部ごとに模試を作成してチカラを入れていますが、受験生の認知度が低いと感じます。もっと受験生が集められてもよいのではと個人的には思います。大学入試の模試を取り巻く環境は、少子化などの影響もあり、大学別の模試は減少傾向にあります。例えば、河合塾は今年度から「早慶レベル模試」廃止となっています。また、駿台「東大入試実践模試」、河合塾「東大入試オープン」は以前までは2日実施でありましたが1日実施になっていたりと、コスト削減の方向性に向かっています。そんな中で、大学別模試が残っていくためには、いかに受験者数を集められるかどうかも必要になっていくのでしょう。

【過去のブログ】

オープン模試から予備校分析 - akshota0407の日記