akshota0407の日記

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業界トップクラスの予備校講師 ⑥

今回は「業界トップクラスの予備校講師 第6弾」ということで、駿台・地理科講師の宇野仙先生を紹介したいと思います。地理という教科はマイナーではないかと思う方も多くいるかもしれませんが、実はそんなことはないです。実際に2022年度の大学共通テストの地理B受験者は139012名となり、日本史B受験者が137017名、世界史B受験者が78175名と比べても受験者数は多い結果となりました。もちろん、私立文系の場合は日本史または世界史を選択するので、国立理系の受験生が多くを占めていることは間違えありませんが、共通テストの地理は需要が高いことは間違えないでしょう。そんな地理講師で締切講座も出す業界トップクラスの予備校講師宇野先生で、今回は宇野先生を紹介したいと思います。

さて、まずは出講校舎について紹介をすると、宇野先生は首都圏地区を中心に出講をしており、高校生クラスでは駿台の拠点であるお茶の水校、横浜校に出講をしております(高卒生クラスは外部に公開されていないので分かりません)。また、冬期講習ではお茶の水校・自由が丘校・立川校・横浜校・大宮校・仙台校の6校舎に出講をしており、冬期講習では、「冬の共通テスト地理B」・「完答を狙う共通テスト地理Ⅰ<発展編>」・「完答を狙う共通テスト地理Ⅱ<難問編>」・「地理論述<冬期編>」・「世界地誌制覇シリーズ」・「東大地理」を担当しており、共通テストから東大レベルまでのさまざまなレベルを担当しています。また、直前講習では「地理ファイナルアタック~共通テスト直前対策~」と「東大プレ地理演習」を担当しております。他にも映像授業や教員対象の教育探求セミナーも担当しており、多方面でもご活躍されています。このことからも分かるように、駿台の地理科講師のエキスパートと言えるでしょう。

私も宇野先生とは直前講習の「地理ファイナルアタック」を受講しましたが、地理を論理的に講義を進め、身近なことを具体例に説明してくれる授業は、丸暗記をなるべく最小限にしてくれる講義で圧倒するものでした。地理という科目が、多くの国立理系生が選択する教科であり、使用するのは共通テストのみであるから優先順番が下がってしまいがちではありますが、なるべく時間をかけずに効率的に学習が出来るようにカスタマイズされているため、受講をするメリットが大きい授業でした。また、私が受講をした直前講習では、受験生応援としてオリジナルクリアファイルをもらいました。ぜひ、受験生の方(特に現役生)は、宇野先生の冬期・直前講習を活用して、共通テストの本番では、もう10点、20点成績を上げられるようにしていきましょう。なお、駿台大宮校のインスタグラムでは、宇野先生の冬期・直前講習の紹介動画がありますので、ぜひ参考にしてみてください。(ブログの最後にリンク先を添付しております)

<< 宇野先生の担当講座 >>

【高校生クラス担当講座】

月曜日    横浜校    高3生  選抜・東大地理    18時00分 ~ 20時50分

水曜日    お茶の水校   高3生   難関・地理 18時30分 ~ 21時20分

金曜日    お茶の水校   高3生   選抜・東大地理   18時30分 ~ 21時20分 

【冬期講習 担当講座】

冬の共通テスト地理B (お茶の水×3回、立川、大宮、横浜、仙台)

12月11日(月)~ 12月14日(木)13:40~16:30  仙台

12月15日(金)~ 12月18日(月)13:40~16:30  お茶の水3号館

12月19日(火)~ 12月22日(金)10:00~12:50  お茶の水3号館

12月19日(火)~ 12月22日(金) 13:40~16:30  横浜2号館

12月24日(日)~ 12月27日(水)13:40~16:30  大宮

12月28日(木)~ 12月31日(日)10:00~12:50  立川

12月28日(木)~ 12月31日(日)13:40~16:30  自由が丘

12月28日(木)~ 12月31日(日)  17:30~20:20  お茶の水3号館

1月2日(火) ~ 1月5日(金)10:00~12:50  仙台

完答を狙う共通テスト地理Ⅰ<発展編>(お茶の水×2回、大宮×2回、横浜、仙台)

12月11日(月)~ 12月12日(火) 17:30~20:20   仙台

12月19日(火)~ 12月20日(水) 17:30~20:20   横浜2号館   締切

12月23日(土)  10:00 ~16:30  お茶の水3号館 締切

12月24日(日)~ 12月25日(月) 10:00~12:50   お茶の水3号館   締切

12月24日(日)~ 12月25日(月) 17:30~20:20   大宮    残りわずか

1月1日(月)10:00 ~ 16:30  お茶の水3号館  締切

1月4日(木)~ 1月5日(金)17:30 ~ 20:20   大宮    残りわずか

完答を狙う共通テスト地理Ⅱ<難問編>(お茶の水、大宮、横浜、仙台)

12月13日(水)~ 12月14日(木)17:30~20:20    仙台

12月21日(木)~ 12月22日(金)17:30 ~20:20  横浜2号館

12月26日(火)~ 12月27日(水)10:00 ~12:50  お茶の水3号館    締切

12月26日(火)~ 12月27日(水)17:30 ~20:20   大宮

地理論述(お茶の水

12月15日(金)~ 12月18日(月)10:00~12:50  お茶の水3号館

東大地理(お茶の水

12月15日(金)~ 12月18日(月)17:30~20:50  お茶の水3号館

【直前講習 担当講座】

地理ファイナルアタック  ~共通テスト直前チェック~ 

お茶の水×3回、立川、大宮×2回、横浜、仙台)

1月2日(火)~ 1月3日(水) 13:40 ~ 16:30   仙台

1月6日(土)~ 1月7日(日)10:00 ~ 12:50  お茶の水3号館    残りわずか

1月6日(土)~ 1月7日(日)13:40 ~ 16:30  お茶の水3号館

1月6日(土)~ 1月7日(日)17:30 ~ 20:20  お茶の水3号館

1月8日(月)~ 1月9日(火)   10:00~ 12:50  横浜2号館

1月8日(月)~ 1月9日(火)   17:30~ 20:20  立川校

1月10日(水)~ 1月11日(木)10:00 ~ 12:50  大宮校

1月10日(水)~ 1月11日(木)13:40 ~ 16:30  大宮校

東大プレ地理演習 (お茶の水

1月24日(水)~ 1月25日(木)13:40~16:30   お茶の水3号館

(※ 「共通テストプレ地理B」講座は担当講師が非公開のため掲載していません。)

次に、宇野先生は駿台文庫が出版している青本一橋大学を執筆しているだけでなく、学習参考書の執筆も多くされています。共通テスト対策向けとしては、全レベル向けとして「共通テスト地理B集中講義(旺文社)」、上位レベル向けとしては「受験生の50%以下しか解けない「差がつく」問題と解き方(旺文社)」があります。集中講義は全部で40項目にまとめられているので、共通テストまで残り1か月と少しの日数で終わることも出来るので、これから大急ぎで仕上げをしたい受験生にもおススメでしょう。また、難関国立大学を志望しており、本番では8割・9割取りたいが、現状が7割・8割の成績を推移している生徒には、後者の参考書がおススメです。他教科に比べて、まだまだ地理は成績が伸びる教科だからこそ、宇野先生の参考書を活用して勉強をしてもらいたいです。また、宇野先生の著者として、他にも学習参考書であれば、「地理論述」や「用語集」、一般書であれば「学びなおすと地理はおもしろい」や「SDGsは地理で学べ」を出版されています。

また、今年4月に発売された「「ドラゴン桜」式クイズで学ぶ東大思考 なぜブルーベリー農家は東京に多いのか?」では、身近な疑問から東大入試問題までを題材に、知識をどのように論理的に思考を導いてくのかを具体的な説明をしながら解説をしています。目次を見ると、「なぜ任天堂の本社は京都なのか?」や「なぜ日本だけ駄菓子文化が栄えたのか?」や「なぜ風力発電は青森と北海道で行われているのか?」など全25問が用意されており、目次を見ただけでも、気になる題材がたくさんあります。ぜひ、受験生だけでなく、社会人にも地理が面白いと感じられる本ですので、こちらも興味がある方は、ぜひ確認をしてみてください。

【宇野先生の参考書】

共通テスト地理B集中講義 (大学受験SUPER LECTURE)

共通テスト 受験生の50%以下しか解けない「差がつく」問題と解き方

改訂版 地理B早わかり 要点整理

大学JUKEN新書 共通テスト 地理B 最速攻略法 改訂版

大学入試 地理B論述問題が面白いほど解ける本

学びなおすと地理はおもしろい

SDGsは地理で学べ (ちくまプリマー新書 413)

「ドラゴン桜」式クイズで学ぶ東大思考 なぜブルーベリー農家は東京に多いのか? (星海社 e-SHINSHO) 電子書籍: 宇野仙, 西岡壱誠

最後に駿台大宮校のインスタグラムでは、宇野先生が教える勉強方法の動画も公開していて、地理で受験する方には、ぜひ参考になりますので、アクセスをしてみてください。今回は業界トップクラス講師の予備校講師として、地理科の宇野先生を紹介しました。ぜひ、地理の勉強で困っている方は、駿台の冬期・直前講習や参考書を活用して、共通テスト・2次試験で自分の希望とする得点が取れるように、勉強を進めていただきたいです。

駿台インスタグラムで紹介されている宇野先生の勉強動画】

① 共通テストの勉強方法について

https://www.instagram.com/reel/CvRhTbHrrmW/utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

② 地理論述の勉強方法について

https://www.instagram.com/reel/CvhL7BQPS_X/utm_source=ig_web_button_share_sheet&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

③ 冬期・直前講習のおススメ講座について

https://www.instagram.com/reel/CyvErtovxLv/utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【これまでの講師紹介ブログ】

業界トップクラスの予備校講師 ① - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

業界トップクラスの予備校講師 ② - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

業界トップクラスの予備校講師 ③ - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

業界トップクラスの予備校講師 ④ - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

業界トップクラスの予備校講師 ⑤ - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

 

通信教育と教育業界

日本経済新聞の「共働き取り込めなかったベネッセ、SAPIXの牙城に挑む」という記事では、ベネッセホールディングス上場廃止をして、進研ゼミの構造改革を進めることが目的であると述べている。この内容からも、進研ゼミが苦戦を強いられている状況であることが読み取れる。今回は、この記事を題材に、通信教育と教育業界における今後の将来性について述べてみたいと思います。

この記事では、進研ゼミが大きな苦戦の背景として、少子化だけでなく、共働き世帯の増加という家庭を取り巻く環境の変化と述べられている。進研ゼミは自宅での学習を主体とする通信教材であるため、共働き世帯が増える社会状況では、学習管理までやってくれる講師がいる塾を選択するようになっていると伝えている。実際に、早稲田アカデミーの小学部の生徒数は23年4~9月期(期中平均)に前年同期比で2%増加していることが報告されており、保護者が求める塾の在り方は、勉強を教えるだけではなく、進捗管理までサポートしてくれる塾を求めていることが読み取れるだろう。

他にも、近年ではたくさんの問題集や参考書の充実も大きく影響をしており、自分の苦手な科目だけを勉強したいや自分にあったものをさまざまな選択肢から選べる環境が充実したことも大きいと感じます。確かに、自分で勉強をしなければいけないという大きな要因が同じであれば、通信教育と問題集や参考書の使った勉強に差を実感しない顧客が増えたことも大きな影響をしているかもしれません。通信教育の差別化がより求められるようになってきた時代の変化も大きいように感じます。

そんな中で、ベネッセホールディングスも通信教育をテコ入れすることだけではなく、学習塾業界の参入も強化をしている。例えば、中学受験の学習塾として「進学館√+(ルータス)」の開講をすることや大学受験向けの「お茶ゼミ√+(ルータス)」は主に中高一貫校の生徒を対象に、中学受験から大学受験まで通塾できる学習塾を生み出している。このように、ベネッセは過去に囚われるだけではなく、今の時代に合った新たな学習塾事業を始めている。時代が変われば社会や人の価値観や考え方は変わり、顧客の求めるものも変わる。だからこそ、変化が必要であるように思います。通信教育も学習塾業界も少子化の影響が大きく受ける中で、変化を恐れずに変化し続ける会社が残っていくでしょう。

【参考文献】

共働き取り込めなかったベネッセ、SAPIXの牙城に挑む  - 日本経済新聞 (nikkei.com)

収益モデルの崩壊【集団授業】

今回は、先日ある先生と「この校舎における将来性」について話をしたので、少しお話をしてみようかと思います。まずはこの話をするための前提条件になりますが、私が勤務をしている校舎は、首都圏の中でもかなり田舎の校舎で、集団授業でも人数が多い授業でも30人前後で、人数が少ない授業では10人以下の講座も多くあります。そのような校舎の状況を踏まえて、このブログを読んでもらえるといいかと思います。

この話をするきっかけになったのは、ある先生からこの校舎は他校舎に比べて受講者数が圧倒的に少ないことを指摘されたのがきっかけでした。おそらく、講師目線であれば、普段から他校舎にも行っているからこそ、見えるものは大きいように思えます。その先生とは、私が異動する前の校舎でも出講をしていたので、ある程度の関係性はあるので、お互い本音をある程度いえる関係であるため、聞いてきたのだと思います。他にも、ある先生は、個別指導塾を経営していることもあり、経営に対しての厳しさを知っているからこそ、指摘をしてくれたのかもしれません。考えてみれば、先生が言っていることは正しく、そもそも集団授業の場合は受講者数が少なければ、講師の給料が下がるシステムもないため、受講者数が少なければそれだけ収益は減ることは間違っていません。もちろん、講師の給料を減らすことが得策と言っているのではなく、田舎の校舎は集団授業という収益モデルが崩壊しているので、何かしらの改善が必要であるということです。

収益モデルを改善するために、生徒数が確保できない原因にはどんなことが考えられるのかを考察してみると、1つには少子化の影響もありますが、顧客の需要とミスマッチしていることが考えられます。実際に顧客が求めているのは、「手厚く見てもらえる環境」であり、集団授業の弱点でもあり、個別指導に負けてしまう要素です。また「多くの高校生が部活動を高3の5~6月までやっているため、20時からの授業でもギリギリ間に合うかの状況」であるため、塾の入る隙間がなく、映像授業で自分のペースでやった方が効率がよいという考え方にもなってしまっているでしょう。さらに、指定校推薦などの学校対策に向いていないため、万人受けする塾という存在でもありません。

他にも、受講者数が集まらない理由の1つには、親の所得も関係しており、苦手な教科のみを受講する単科受講が非常に多いこともあります。さまざまな家計の状況があるので、一概にまとめて言うのはよくないことではありますが、教育を投資として考える傾向が薄い傾向にあります。このような考え方は、都心部校舎と大きな違いであり、生徒数も受講講座数も少ない結果、地方の校舎は収益モデルが崩壊しているのです。

そんな状況の中で、どうしたら生き残ることが出来るのかを考える必要があり、都心部の校舎と田舎の校舎で同じことをやったのではいけないだろうし、田舎の校舎であれば、いつでも質問対応が出来る環境や月に1回は面談が出来るような手厚さに重視した人員配置を考えて、そこで費用がかかる部分は授業数を減らしたりと柔軟に校舎ごとに考える必要があるのではないでしょうか。しかし、本部はそんなことを考えておらず、すべての校舎を同じようにしか考えていないため、変化に対応が出来ない状況では、このような田舎の校舎は今後10年以内で閉鎖される状況は避けられないでしょう。私はこの会社にいるのもそんなに長くはないので関係ないことですが、本部や上層部の人たちが早くこのことに気付いてくれることを願っています。

 

【参考文献】

教育費の考え方 - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)