akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

ニチガクの閉鎖を受けて・・・

先日、テレビのニュース報道で「難関大学受験予備校 ニチガクが教室を閉鎖する」という報道が話題になりました。共通テストまで残りわずかということもあったので、この段階で閉鎖をしたことを理由に多くの批判的な声があり、さらには講師の給料が支払われて…

東洋大学 学校推薦型選抜入試

新年あけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いします。新年1発目のブログは、インターネット上でも物議が出ている今年度から始まった「東洋大学 学校推薦型選抜入試」についての概要と問題点について議論をしていきたいと思います。…

2027年度 慶應義塾大学 経済学部 入試変更

今年最後のブログ投稿になりますが、今回は慶應義塾大学から先日発表された、「2027年度から慶應義塾大学経済学部の入試が小論文を休止すること」を題材に、入試の変更点や大学の狙いを考察していきたいと思います。 まずは、従来の慶應義塾大学経済学部の入…

なぜ地方女子は東大を目指さないのか

教育格差についてはたびたび議論される話題で、塾業界で働いている人にとっては相容れない考え方とも言える話題です。その理由としては格差を生み出している要因は塾業界にあるという見方が出来るからです。実際に塾業界では、親が自分の子どもに対して「よ…

思考力に関する問題(シェリルの誕生日)

今回は「思考力」を使った入試問題を題材にブログを書いてみたいと思います。今回扱う問題は、2024年青山学院大学・教育人間科学部・心理学科・小論文の試験で出題された入試問題で、小論文の試験とされていますが、与えられた条件から誕生日を推論する問題…

教育と過度な競争

今回はたびたび議論になる「教育と競争」を題材にブログを書いてみようと思います。塾業界で働く人にとっては、少しでもよい志望校に合格をさせることが本人のためであり、会社のためであると考えることが多いだろうし、競争があるからこそ成り立っている業…

早稲田大学・人間科学部(国語・サンプル問題)

今回は2025年度以降の入試から大きく変わる「早稲田大学・人間科学部」の一般入試ですが、大学がサンプル問題を公開しました。今回のブログでは、サンプル問題と入試要項の内容と異なる点があったので、言及をしていきたいと思います。 まずは、今回の入…

中学受験はコスパが良いのか?

このブログでも何度か紹介をしていますが、今回は中学受験をテーマにブログを書いてみたいと思います。早速ではありますが、読者のみなさんに質問になりますが、「中学受験に対して、どんなイメージをお持ちですか?」。人によっては、中学受験は親の受験と…

立教大学・一般入試(外部利用試験スコア VS 共通テストスコア)

今回は立教大学の一般入試について書いてみたいと思います。こちらの記事をお読みの方は、ご存知の方も多くいるかもしれませんが、立教大学の一般入試は、文学部の1日程を除き、英語は「4技能のスコア」または「共通テスト成績利用」のいずれかを利用する…

塾業界の自習室における存在意義

8月も残りわずかになり、塾業界で働いている私からしても、短かったようで長かった夏期講習がもうすぐ終わるという感じられるような時期になってきました。塾業界の社員からすれば、講習期間は社員の人員が変わらない中で朝から夜まで校舎が空いていること…

コノ塾(テクノロジー × リアルな学習の場)

今回は2021年に誕生した、公立高校を目指す生徒を対象にした個別指導塾「コノ塾」を取り上げていきたいと思います。「コノ塾」は、東京都・神奈川県・大阪府の73教室を現在は展開されており、月々の授業料は5教科2万6400円(50分×24コマ=1200分)と…

予備校文化(人文系)を哲学する

早速ではありますが、みなさんは「予備校」という言葉を聞いて思い描くものは何でしょうか。考えている人の年齢によって大きく変わるだろうし、20代の私がイメージする予備校は、人気講師の授業は200人教室が締切になり、悪い言い方をすれば「宗教的な」…

赤本、20年ぶりに表紙デザインを変更!

大学受験の過去問シェアではナンバーワンである教学社の「赤本」が20年ぶりに表紙デザインが変更をされるというニュースが舞い込んできました。今回は教学社のホームぺージやネット記事などの情報から、表紙デザインが変更になった経緯や個人的な感想や意見…

作業と仕事の違い

今回はいつもとは変わった視点で「新卒がこの時期に感じている」ことや退職になる要因を自分の経験に基づきながらブログを書いてみたいと思います。この内容を書こうと思った理由の1つには、YOUTUBEの教育百貨店チャンネルに掲載されている動画(ゴールデン…

新しい環境でスタート!

今回は私的なお話になりますが、少しだけお付き合いいただければと思います。私は4月で新卒から社員として働いてる会社の4年目となりました。入社1年目と2年目は、営業実績も良い校舎であり、募集面にはあまり困ることがない校舎で勤務をしていて、とに…

「授業」で塾選びをする時代は終わりなのか?

教育業界で働く人たちにとって、3月から4月にかけては、新年度に向けて問い合わせが多くなる募集シーズンであるため、繁忙期シーズンである。また、経営側の目線からしても、受験を終えた生徒は卒業をするため、新年度の募集を強化しなければいけない時期…

中学受験を取り巻く環境

今回はいつもとテーマを大きく変えて、中学受験をテーマにブログを書いていきます。私も中学受験を経験していたり、大学生の講師時代には中学受験を個別指導でも集団指導でも担当をしたこともあるので、中学受験の大変さは高校受験や大学受験よりも精神的な…

2024年2月2日 立命館大学・大問4

今回も前回に引き続き、英文法・語法問題の解答速報を実施していきます。今回の出典は「2024年2月2日に実施した立命館大学の大問4)」を紹介します。すべての問題が入試基本から標準レベルであるため、英文法・語法の問題が単独で出題される大学を受験する方…

2024年2月1日 関西学院大学・大問4

今年も2月に入り大学入試の本格的なシーズンになりました。受験生のみなさんは体調管理に気をつけながら学習を進めていき、第1志望校に向けて頑張ってもらえればと思います。さて、教育業界で働く私にとっては、入試問題の分析も私の仕事の1つと考えてい…

業界トップクラスの予備校講師 ⑦

業界トップクラスの予備校講師(第7弾)ということで、今回は河合塾英語科講師の森千紘先生を紹介します。さて、みなさんにお聞きしたいことがあります。唐突ではありますが「塾・予備校に何を求めていますか?」という質問です。確かに、最近の顧客のニー…

比較検討することの大切さ

先日のブログに引き続き、思考力に関する問題を紹介していきたいと思います。マニアックな知識を使って解くことが目的ではありませんので、どのように情報を読み取り、地理的要因を考えながら考察する問題ですので、日本地理の知識があれば解ける問題ですの…

本当に必要な力は思考力?

次年度から共通テストは大きく変わり、今まで以上に「思考力」を問われるような出題が増えるだろう。今回のブログでは、次年度の入試から科目名が変わる「地理総合・地理探求」の施策問題を扱いながら、求められている思考力を見ていきましょう。今回の扱う…

思考力が問われる問題とは?

今回のブログでは、いつもと違った形でお届けすることになりますが、大学入学共通テストの「地理総合・地理探求(試作問題)第4問・問4」で見つけた、興味深い問題を紹介してみたいと思います。この問題は、前提知識を多く必要としないため、地理を勉強し…

2023年→2024年

あけましておめでとうございます。新年初めてのブログになります。今回は2023年の振り返りと2024年に向けた抱負を少しだけ書いてみたいと思います。 2023年を振り返ると、自分の中で大きな出来事は、社会人として初めての人事異動を経験したことでした。個人…

東京大学・共通テスト【情報】

次年度の2025年度入試は学習指導要領が改定されてから初めての大学入試になるため、大きな変化点の年になります。この中でも、入試における変更点の大きな1つとされているのが、情報という科目の取り扱いです。今までの2024年度までの入試では、共通テスト…

1月開講に対する挑戦

中学受験や高校受験の塾では、受験が終了する段階で学年を上げることで、中学受験は2月開講や高校受験は3月開講の塾が多く存在していることはご存知の方も多いではないでしょうか。もちろん、入試が終わる段階で学年で上げることで、残り1年の受験を意識…

業界トップクラスの予備校講師 ⑥

今回は「業界トップクラスの予備校講師 第6弾」ということで、駿台・地理科講師の宇野仙先生を紹介したいと思います。地理という教科はマイナーではないかと思う方も多くいるかもしれませんが、実はそんなことはないです。実際に2022年度の大学共通テストの…

通信教育と教育業界

日本経済新聞の「共働き取り込めなかったベネッセ、SAPIXの牙城に挑む」という記事では、ベネッセホールディングスが上場廃止をして、進研ゼミの構造改革を進めることが目的であると述べている。この内容からも、進研ゼミが苦戦を強いられている状況であるこ…

収益モデルの崩壊【集団授業】

今回は、先日ある先生と「この校舎における将来性」について話をしたので、少しお話をしてみようかと思います。まずはこの話をするための前提条件になりますが、私が勤務をしている校舎は、首都圏の中でもかなり田舎の校舎で、集団授業でも人数が多い授業で…

業界トップクラスの予備校講師 ⑤

業界トップクラスの予備校講師(第5弾)ということで、今回は河合塾英語科講師のしぎょういつみ先生を紹介したいと思います。しぎょう先生は、予備校講師としてのキャリアが非常に長く、今年で40年目という驚異のベテラン講師です。一方で、ご自身のX(旧…