今回はいつもとは変わった視点で「新卒がこの時期に感じている」ことや退職になる要因を自分の経験に基づきながらブログを書いてみたいと思います。この内容を書こうと思った理由の1つには、YOUTUBEの教育百貨店チャンネルに掲載されている動画(ゴールデンウィーク明け 新人は飛ぶぞ (youtube.com))を見て、自分も共感できた内容であったので、今回はこちらの内容を題材にブログを書いてみたいと思います。この動画と合わせて、ぜひブログも最後までお読みいただければと思います。
まずは、この動画では「新卒が辞めてしまう理由として、仕事ではなく作業をしている」ということが原因と語っています。教室にいる先輩社員や責任者の立場から見れば、限られた人員で自分の仕事もやらなければいけないこともあり、教える時間もないし、新卒は何も出来るわけではないのだから、作業を中心とした業務になってしまうのは仕方がないのではと思うかもしれません。しかし、教育業界は少ない社員で校舎を運営していかなければいけないため、辞められてしまうのは校舎全体にとって不利益を被ることは間違えないでしょう。そんな中で、新卒をどのように上手く仕事に向き合ってもらうのかは管理職の大切な仕事であると思います。そのために「新卒がなぜこの会社に入ったのかを考えること」は重要であり「少なくとも作業をしたくてこの会社に入社した人」はいないでしょう。そんな中で、現在の20代は良くも悪くも見切りが早く、「作業ばかりさせられる仕事であれば自分の思っていた仕事と異なるため転職を考える人」も多くはない現状を踏まえると、作業と仕事のバランスがいかに重要であるかは納得ができることでもあるでしょう。
さて、このように考えていくと、新卒だけではなく異動をした社員でも同じことが言えるのではないでしょうか。例えば、私が異動をした校舎で経験したことは、本来はアルバイトの仕事である「自習室カードの受け渡し」や「電話の初期対応」などの社員がやることで、人件費の削減や「作業」を中心とした業務が多いため、やりがいを見出すことが難しい環境でもありました。誤解がないように言うと、誰かはやらなければいけないことではあるし、もちろんアルバイトに作業系の業務を任せればよいという訳ではなく、バランスが大切であることを伝えたいです。他にも、「この資料を入力してくださいや登録をしてください」などの単純作業にやりがいを見出すことは難しいのではないでしょうか。そのような作業の仕事が増えていった結果は、やりがいを感じないことにつながり、自分の必要性も感じなくなり、転職という選択を選ぶことになるのではないかと私は思います。新年度が始まり1か月半が経ち、そろそろ自分のやるべきことや立ち位置がなんとなくイメージが出来るようになる時期だからこそ、いろんなことを考える時期に直面していると思います。ぜひ、後悔のない自分の人生にするためにも、視野を広くいろんなことを考えることで、自分のやりたいことや適していることが見えてくるかもしれませんね。