akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

コノ塾(テクノロジー × リアルな学習の場)

今回は2021年に誕生した、公立高校を目指す生徒を対象にした個別指導塾「コノ塾」を取り上げていきたいと思います。「コノ塾」は、東京都・神奈川県・大阪府の73教室を現在は展開されており、月々の授業料は5教科2万6400円(50分×24コマ=1200分)と既存の個別指導塾を越えた低価格路線の塾と言えるでしょう。今回のブログでは、「このような価格が実現できている理由」や「塾の存在意義はどこにあるのか」を考察しましょう。

まずは、コノ塾の最大の特徴は「テクノロジー」と「リアルな学習の場」を組み合わせた「ハイブリッド学習塾」であることが最大の特徴です。実際の授業では、まず生徒はタブレッドを使って、最初に5分程度の動画を視聴することでその単元の内容を学習します。その後に、演習問題をタブレッド上で解き、分からないところを先生に質問をするような形式で授業は進んでいきます。そのため、タブレッド上に演習問題の正答率が可視化されるため、先生は状況を確認して適切にフォローをすることが可能となっています。それぞれの強みを活かしながら、低価格で教育サービスを運営できる理由はここにあるのです。実際に、コノ塾のホームページにもありますが、「なぜ、料金が安いのですか?」という問いに対して、「生徒の指導など「人が介在する価値の高い部分」に人件費を集中するために、それ以外の仕事を積極的にシステム化しています。そこで削減できたコストを授業料へ還元しています。」」と掲載されています。まさに、「テクノロジー」と「リアルな学習の場」における強みをそれぞれ活かすことが出来ているからこそ、このような低価格で高品質な塾を生み出すことが可能となっているのでしょう。

このブログを書いていて私が感じたのは、コノ塾の考え方はテクノロジーの進化や少子化の影響で塾業界は厳しくなる中で、塾という存在が生き残るために必要なことであるように感じます。現在でも、スタデイサプリやYOUTUBEなどを通して、自宅でよりよい教育を受けれるような時代になっています。そんな中で、塾の存在意義は何なのかを考える必要はあるでしょう。おそらく塾の存在意義は、「分からないところを質問できる」や「学習計画を一緒に立ててくれる」や「モチベーションを上げてくれる」ような個に焦点を当てたアプローチをすることになるでしょう。このように考えると、教育業界で生き残っていくためには、個のアプローチは避けては通れないことですが、業界全体として、大学生のアルバイトを雇用している現状やさまざまな業務に多忙の中で、何をどのように活用してアプローチをしていけるかどうかはより深刻な問題になるでしょう。そんな中で、人を介在する必要のないことはシステム化を導入することは、1つの解決策になるのかもしれません。このように考えてみると、社会のニーズを踏まえて、塾業界はこの変化に適応することが必要とされていることは間違えないでしょう。そのような状況で、どのように変化をしていくのかが生き残るために、求められているときなのかもしれません。

【参考文献】

急成長のハイブリッド学習塾 低価格で高品質な教育を (youtube.com)

「低価格で高品質な教育を」元スタディサプリ事業責任者が創業・ハイブリッド学習塾「コノ塾」誕生の裏側【コノセル株式会社/田辺理CEO】 (youtube.com)

個別指導コノ塾 - 今よりワンランク上の高校を目指す進学型の個別指導塾 (conojuku.co)