このブログでも何度か紹介をしていますが、今回は中学受験をテーマにブログを書いてみたいと思います。早速ではありますが、読者のみなさんに質問になりますが、「中学受験に対して、どんなイメージをお持ちですか?」。人によっては、中学受験は親の受験と多く言われることもあり、
まず最初に、コスパを考えていく上で、重要になるのは、
ここで冒頭で「中学受験は親の受験」と否定的な意見もあるとお伝えをしました。その理由として挙げられるのが、「親が子どもの意志に関係なく、中学受験をさせている」という実態でしょう。しかし、私は「中学受験に限らず、高校受験や大学受験に関しても、親の協力なしでは受験は乗り越えられず、ある一定線までは親の受験」と認識するべきだと思います(もちろん、中学受験に対する親の比重は高い状況ではありますが)。例えば、「自分が将来こうなりたい」と思い描けるようになるのは、個人差がありますが、中学生や高校生でも思い描くことが出来ずに、「何となく偏差値の高い高校や大学を志望すること」を親は望み、よく分からないけど「親の期待に応えるため」や「少しでも偏差値の高い高校や大学に行くため」などの理由で、進路を選んでいる人も多いと思います。つまり、自分の意志よりも親がある程度のレールを引いている道を子どもが歩いていることは間違えないでしょう。この実態が問題であると言いたいわけではありませんし、社会全体が就職という段階で学歴が見られる世の中であるからこそ、子どもには少しでもよい大学に行けるために親が早期に投資をする手段が中学受験と考えられるでしょう。
このように中学受験に対して賛否両論がある中で、中学受験とコスパに関する動画(【MARCHのコスパ最強ルート、早慶のコスパ最強ルート】東大・難関大に受かるための高校受験戦略/公立中学のメリットとデメリット/男子校出身者は未婚率が高い?【EDUCATION SKILL SET】 (youtube.com))では、大学受験をゴールと考えたときの最強ルートとして、東大であれば「小学校:私立、中高:御三家+塾(鉄緑会)」、早慶であれば「小学校:公立、中高:SAPIX偏差値50程度+塾(河合塾・駿台)」、GMARCHであれば「小中高:公立、指定校推薦」と述べられています。先程のお話と同様に、もちろん費用面も考慮に入れる必要があり、GMARCHよりも東大の方が2~3倍かかるという現状も踏まえると、どのルートを選ぶのか、決断が難しい問いではないでしょうか。もちろん、このルートで行きさえすれば、確実に達成することが出来るわけではなく、日々努力をして、落ちこぼれにならずに、学力を上げていくことが大前提にあります。このような状況も踏まえると、中学受験はゴールではなく、さらに費用もかかる中で、安易に選択をするのではなく、親が決断をしなければいけないのが中学受験と言えるでしょう。
このように見ていきましたが、中学受験は費用面に対する親の覚悟も必要であることが間違えないでしょう。小学生は「近所の友達と外遊びをしてもらいたい」や「のびのびと勉強をしてもらいたい」という意見もあるだろうし、このような考え方もあるでしょう。そんな中で、どんな子どもになって欲しいのかを親が抱くことは重要なのかもしれません。個人的な意見になりますが、塾業界にいると「受験に向けて、勉強しなさい」と指導をすることは多いですが、人生という長い枠組みで捉えたときには、必ずしもそうとは限らないこともあるのかもしれません。中学受験も含めて、さまざまな媒体で情報が得ていくことは大切ですが、周囲に流されることなく、親と子が自分自身を見つめ合うことが本当に必要なコトでしょう。
【参考文献】
【過去の中学受験に関するブログ】