akshota0407の日記

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自習に特化した塾【11月開講】

早速ではありますが、みなさんの周りにもたくさんの塾があると思います。例えば、塾の指導形態で分類をすれば、個別指導・集団指導などの授業を中心とした塾や勉強の進捗・コーチングを中心とした指導までは聞いたことはあるのではないでしょうか。そんな中で、自習に特化した塾をリソー教育傘下の駿台TOMASが新たにオープンすることが明らかになりました。教育業界としても自習特化した塾は業界初ではないでしょうか。今回は、このテーマを題材に今後の教育業界について述べてみたいと思います。

ここからは、この自習専門塾について、今回の記事とホームページに記載されている内容を基にお伝えをします。まずは校舎の立地ですが、11月に下北沢駅前に開講となっており、広さは約150平方メートルで、個別に区切られたブースを約50席分用意するということ。また、単なる自習室ではなく、東京大学に通う学生を3~5人を常駐することで、質問対応が可能である環境は、単なる自習室とは異なる点で差別化をしている。また、教材書庫や置き勉用パーソナルロッカーなども設置しており、受験生の利便性も高いだろう。料金に関しては、入塾金はかからないが、利用料金として月3万5200円かかり、平日は16:00~21:30、土・祝は11:00~21:30で開室をしており、日曜日はお休みとなっている。入会するためには、志望校や学習状況について個別相談の上、通塾に適していると認められた場合が条件となっており、限定的ではありますが業界全体にも新たな形態として根付いていくのが、この先の動向には、注意しておく必要があるでしょう。

最後に、教育業界全体で少子化の影響を大きく受けており、どのように生徒数を確保するのかは問題となっているでしょう。一般的な塾では、自習室は受講生に限っていた塾がほとんどでありましたが、このような概念を脱却したのが、自習専門塾でしょう。このように、今までの固定概念に囚われない新たなサービスを生み出すことが、教育業界で生き残っていくために必要なのかもしれません。また、塾選びの基準に対して、さまざまな考え方はありますが、授業の質よりも、自習室や質問対応などの授業以外の環境面に注力をする人も増えているようにも思えます。その背景には、立派な問題集や参考書、スタディサプリなどの映像授業の充実により、塾の授業に対する需要は減っているからこそ、このような自習専門塾は今後増えていく可能性も秘めているのかもしれません。

【参考文献】

リソー教育が中高生向け自習専門塾 東大生常駐 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

駿台TOMAS 東大受験部会員制自習室 下北沢校