akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

2年越しに送られる言葉

今回はかなり個人的な話になりますが、私が感じた最近の嬉しかったことを書いてみたいと思います。その話をする前に、この話をする前に、前提となることがあるので、まずは紹介をしていきます。私は、大学生のときに塾講師としてアルバイトをしていました。大学4年生のときに、ある高校1年生の個別指導で担当することになりました。部活などで忙しくて、勉強に前向きではない生徒であり、学校の問題集などで分からないところを中心に「解説と演習型」の授業をしていました。私はその当時からも思っていたことですが、「どんなによい授業準備をして、生徒によい授業を提供しても、授業の復習や授業以外で勉強をしなければ、生徒は成績が伸びないこと」を感じていました。だからこそ、私は授業もしましたが、その子に対しては「勉強時間を確保するために学習計画を立てたり、この日は自習室に来よう」と約束をすることもありました。もちろん、勉強に前向きでないこともあり、約束をしても自習室に来ないこともあり、1回言ったら実行できないこともあるので、何度も言い続ける必要があり、お互いにとって手間がかかることではありました。しかし、少しずつ成長していく生徒を見ることが私のやりがいであったように今は思えます。だからこそ、上位生や自分で勉強をする子には、授業を軸に進めるような生徒よりもやりがいを感じたのかもしれません。

そして、大学を卒業と同時に塾講師のアルバイトを辞めて、別の塾で校舎運営を軸とする仕事に就いて2年が過ぎました。そんなある日、私はたまたま大学時代にお世話になったアルバイト先の塾のホームページを見ると、校舎代表の1名として「合格者インタビュー」が動画とメッセージを掲載しており、先ほど紹介した私が担当していた高校1年生の生徒が載っていました。そこには、このように書いてくれました。

『高1の間はあまり勉強していなかったのですが、数学の先生に「とにかく自習室に行ってみよう」と背中を押してもらいました。本格的に受験勉強を始めたのは高2になってからですが、高1の時に数学の先生に励ましてもらったおかげで勉強の習慣が身につき、大学受験までほぼ毎日自習室で勉強していました。自習室は静かな空間の中、まわりの人も真剣に勉強しているので、家よりも集中して勉強ができました。』(塾名が分かる箇所は一部修正しております)

私はこの言葉を聞いて、本当に私が辞めて2年間本当に努力したんだと思います。こんなことを言ったら失礼かもしれませんが、高校1年生のときには、模試の判定もE判定であり、勉強習慣やモチベーションもなかったので、GMARCHに合格するのは厳しいと思っていましたが、法政大学・文学部に合格をしました。さらに、この生徒は高校1年生から3年間この塾に通っていて、受験科目ではない学校の定期テスト対策で受講をしていた「数学」の話を書いてくれたことを考えると、本当に嬉しい限りです。もちろんこの生徒に会うことも出来ないし、「おめでとう」という言葉を送ることも出来ないけど、「本当によく頑張った!」と言ってあげたいです。

そしてこの言葉を2年越しに送られた自分は、この教育業界で働く面白さを感じました。社員になると、一般生対応や校舎運営などの業務もあり(もちろん大切な業務ですが)、アルバイトの時よりも生徒を見ることが出来ない状況にある自分が、何のために仕事をしているのかを再認識させられた出来事でした。さらに、私はこの生徒に頑張るエネルギーをもらって、さらに飛躍をしていきたいと思いました。最後に、このような嬉しい言葉を送ってくれて、私をここまで成長してくれた、この生徒に「ありがとう」と伝えて終わろうと思います。ありがとう。

 

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