akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

合格インタビュー

毎年どこの塾や予備校も入塾シーズンになると、合格インタビューをホームぺージで掲載される。合格インタビューには、通っていた生徒の声が反映されているので、説得力があるのは間違えないだろう。しかし、合格インタビューで選ばれる人は、受験に成功をした人の中でも、特殊例であることが多いのは間違えないだろう。例えば、「逆転合格が出来た」や「模試で偏差値が10上がった」など、成功した一部分だけを取り上げていることもあり、賛否両論があることは間違えないだろう。今回は、この合格インタビューについてブログを書いてみようと思う。最初に言っておくが、合格インタビューは、どこの塾や予備校もやっていることであり、特定の塾や予備校を否定するつもりは一切ないので、この大前提を踏まえた上で、読んでもらいたい。

そもそもこの内容を書いてみようと思ったきっかけは、昨年度まで働いたアルバイト先の校舎ホームページを久しぶりに見ると、合格インタビューが掲載されていたからである。昨年度は、自分が教えていた生徒だけでなく、教室の開閉室や受験直前講習の運営をやったこともあり、高3生の全生徒と接する機会が多かった。そんな中で、どのような意図で選んでいるかを推察してみると、「① 進学先 ②  通塾期間   ③  受講講座」の順番で決めているのではないかと感じた。(実際に聞いたわけでもないし、明確な理由があるかは分からない)ここからは、1つずつ見ていくことにする。

最初の篩は「進学先」から見ていくことが多いだろう。塾や予備校に通う目的は、「成績を向上させたい」や「志望校に合格するため」という理由から、実績があるということをアピールする必要は絶対であることから、早慶・GMARCH・最難関国公立大学に合格した生徒から選ばれるだろう。おそらく、まずは「進学先」で候補を絞り、2つ目の篩をかけることになるだろう。

2つ目の篩は「通塾期間」である。通塾期間は、本当に塾で成績が上がったのかを説明する根拠の1つになる。つまり、通塾期間があまりにも短いと、塾のおかげで受かったのかは考えにくくなってしまう。たまたま成績が高かった人が、入塾して合格実績に貢献したという生徒ではないのではと思われてしまうからである。さらに、合格インタビューはホームページ上に公開することも多く、誰でも見れてしまう。つまり、他に通塾していた同級生も見ることになれば、塾で成績が上がったという納得感が必要になってくるのである。

そして、最後の篩は「受講講座」である。塾・予備校が理想としているバランスの取れた受講になっているかということである。「1教科だけ受講して受かりました」よりも「フル教科受講でバランスよく勉強したことで受かりました」となれば、塾・予備校のモデルプランを推奨するときに、説得力が増すことや提案をしやすくなる。その結果、収益をより出しやすくなるのである。他にも、予備校・塾のおかげで受かりましたという印象をつけることにもなる。

このように考えると、合格インタビューだけを見て、塾・予備校を決めることには危険性はあるのかもしれない。塾・予備校は、必ずしも行かなければいけないものではないからこそ、しっかりと目的を明確にしておく必要はあるのだろう。さらに、物事を批判的に見ることも大切なことが、身に染みて感じたのであった。