akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

慶應に合格するために必要なコト(文系)

今回のブログでは、「非受験学年である高1・2生が慶應義塾大学に合格するために必要なコト」を教育業界に携わって7年間生徒を見てきた知見から、お話をしたいと思います。今回は客観的なデータというよりは、個人的な経験や感覚で説明をしますので、あくまでも参考程度にしてもらえたらと思います。

まず慶應義塾大学に合格するために必要なコトは「英語が出来るようになること」です。もちろん、英語が出来るというと、抽象的ではあるので、具体的にお伝えをすると、例えば河合塾の模試で最低でも偏差値60以上は高2の段階で取ることです。なぜ、英語であるのかと言えば、一般的に大学受験の入試では英語の配点が高いという理由もありますが、慶應義塾大学はよりこの傾向は顕著であり、それぞれの学部を見ると、文(150/350(42.8%))、経済(200/420(47.6%))、法・商・SFC(英語型)(200/400(50.0%))であるからです。この配点比をみてからも「英語」の出来が試験に左右することは言えるでしょう。参考までに、慶應と同じレベルの大学である早稲田大学と比較をすると、文(75/200(37.5%))、商(80/200(40.0%))、法(60/150(40.0%))と比較をしても顕著ではないでしょうか。このことからも「英語」の重要性が言えます。ここで、英語の重要性が分かったところで、具体的に何の勉強をしていくべきかを簡単にお伝えをしておくと、受験学年までに英単語や文法の知識面を土台にGMARCHレベルの英文読解を完成することが望ましいです。なぜ、高校2年生までに、GMARCHレベルを目指すのかと言えば、「早慶」と「GMARCH」には大きな壁があるからこそ、高2でGMARCHレベルは終わらせたいです。そして、早慶志望者であれば単語帳を2冊はやりたいところになります。そのためには、逆算をしたときに、高校2年生までには受験基礎から標準レベルの単語帳(システム英単語やターゲット1900)などの語彙は完成をしておきたいところです。このように、慶應義塾大学に合格するためには、高校2年生までの勉強が1つの関門であることを知っておいてほしいです。

次に慶應義塾大学に合格するために必要なコトは「小論文の対策にかけられる時間を確保すること」です。慶應の小論文は、学部によって出題される形式が異なることが多いため、基本的には学部ごとに対策が必要とされます。だからこそ、小論文にかけられる時間を受験学年で捻出できるかどうかは重要になってきます。そのためには、先ほどもお伝えをしましたが、高3生から受験勉強を始めるのではなく、いかに早く始められるのかが鍵になっていると思われます。実際に慶應ではなく早稲田に絞る学生を見ていると、小論文の勉強が間に合わないことが原因で、高3の夏秋頃に慶應の受験を辞める生徒が多く、その多くは高校2年生で受験勉強の土台が完成できなかった生徒のように感じます。高2生から小論文の対策する必要はありませんが、いかに「英語」や「国語」の受験科目を仕上げられるかどうかは重要ではないでしょうか。

今回にお伝えをしたかったことは、題名は「慶應に合格するために必要なコト」ではありますが、最難関大学に合格をするためには「早くから正しい受験勉強」をスタートすることが重要であるということです。そのためには、まずは正しい情報や現状を知ることが重要ではありますが、残念ながらそのことに気付いていない受験生が多くいるのが現状です。もちろん、希望や夢を与えることも重要かもしれませんが、正しい情報を知らなければ、「現実逃避」とも言えるのかもしれません。何はともあれ、「受験勉強は早く始めたもの勝ち」ではあるので、非受験学年のみなさんは悔いのないように、早く受験勉強をスタートすることをとにかくおススメします。