akshota0407の日記

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入試突破のスーパー・トライアングル

変化が激しい時代と言われる世の中で、大切なことは何だろうか。おそらく、何事にも興味・関心をもつことで、後悔しない選択を生み出したり、損をせずに生きていけることが大切なのかもしれない。言い換えれば、視野が狭い状態から脱出することが必要なのかもしれない。しかし、多くの学生はさまざまな影響を通して、入試で合格することが勉強のすべてと思ってしまっているだろう。(実際に今までの自分はそうだった。)さらに、受験勉強では、教科の本質が分からないまま、公式や方法論に当てはめて問題を解いたりすることもあるし、現象や教養を深めながら勉強をすることは少ないだろう。その一方で、いつもの受験勉強とは違った視点で、授業を展開されるのが、「入試突破のスーパー・トライアングル」という講座である。

この講座は、駿台予備校の人気講師である、英語科講師大島先生、数学科講師雲幸一郎先生、現代文科講師霜先生の3人で行われる授業である。授業内でも3人の先生が言っていたことだが、「この授業はあくまでも、入試本番に直結するとは限らないが、いつか役に立つことがあるかもしれない」という授業であり、他の講座や塾・予備校のように、入試に直結することを学ぶ授業でないのが、異質な授業である。この授業のコンセプトは、さまざまな見方や考え方を学び、教科横断型の授業形態であることが目的である。今年の授業における代表的な内容だけ挙げておくと、「教育改革と産業革命の関係性」、「これから求めれる資質・能力」、「金利と指数関数」、「論理的に説明をするということは?」、「つるかめ算がやっていること」、「動物の家畜化と影響」といった題材で50分×3コマの授業が行われました。それぞれの講師が、自分のパートを話しているときに、別の先生がツッコミを入れながら授業が行われて、他にはない授業形態になっています。私もこの授業は、3年連続で参加させていただいていますが、毎回内容も変わりますので、テキストが届いたときから、楽しみにさせてもらっています。

このような授業は、「教科横断型の授業」であり、文部科学省は高大接続改革で取り上げている理想的な授業形態である。しかし、専門科目外のことまで知っておく必要があり、学校の先生には期待が出来ないし、予備校講師でさえも一部の限られた先生しかできないことでしょう。大学入試改革により、昨年度から「早稲田大学政治経済学部」を中心に、総合問題の出題が始まっている大学もあります。計画だけが前に行き、行動が伴われていない状態になっており、このような大学の対策が出来るのは、学校でなければ塾・予備校となっているのかもしれません。その原因となっているのは、大人の知的好奇心の欠如が問題になっているのかもしれません。だからこそ、子どもが学校や受験を通して勉強をしている以上に、大人はさまざまな勉強をしていくべきなのでしょう。最近では、社会人が大学に入りなおすことも出来たり、オンライン上や本を通して、沢山のことが学べる時代だからこそ、本当に大切なのは「知的好奇心」をくすぐる機会に出会うことなのかもしれません。