akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

集団指導と個別指導

 「集団指導と個別指導のどちらがいいですか?」と聞かれたら、私はお金が無限にあるのならば、勉強は人によって理解度や進捗状況が違うことを考慮に入れれば、個別指導の方がいいと考えている。しかし、実際にはお金が無限にあるわけではなく、1週間に1教科あたり1コマ~2コマの受講になるので、授業のペースが遅くなってしまう問題点を抱えることになり、最悪の場合では「定期テストに間に合わない」や「受験に間に合わない」ということが起こるだろう。それでは、このような生徒は集団授業に入れれば、いいと考えるかもしれないが、ある条件のとき成功すると私は考えている。それは、生徒と先生の関係性がいい意味で近いときである。これは、少人数制の授業だとか形式的なものではなく、授業外で先生と勉強の話や学習の進捗確認をしてくれているかは判断基準になるだろう。少人数制の授業でも、担当教師によっては、自分よがりの黒板と会話をしている授業や授業数を取るために上との関係性だけを見ている教師だっているし、そのような教師は生徒と向き合い続けてくれるわけはないのである。

   次に、私はある塾でアルバイトをしていてこのような言葉を耳にする。「集団授業を取っている生徒の方が成績が上がる」という意味の分からないことを言っている。しっかり分析すればその理由は極めて簡単であり、個別指導を取っている生徒の多くは集団授業でついていくのが難しかったり、勉強のモチベーションがあまりもてない生徒の多くが取っており、それがクリアになっている人が集団授業を受講するから、このような現象が起こるのは当たり前である。「集団授業の方が成績が上がる」とは言っているけど、そこには前提条件があるのにも関わらず、部分的に切り取られた内容だけを伝えて、集団授業の受講を促進しようとする。このような行為が、生徒ひとり1人と向き合って、受講を考えていると言えるのだろうか。私には、本部から言われている集団授業で集めなければいけない人数を達成するためだけに、仕事をしようとする最低な行為としか思えない。

   私の個人的な考えでは、集団指導と個別指導のどちらが成績が上がるかと言えば、それは生徒自身によると思う。生徒の性格や勉強状況を把握しているからこそ、ベストな提案が出来るのではないだろうか。そんなことも知らずに、数値だけを見るような社員にはなりたくないと思うし、そのような塾は衰退するべきだと思います。