今回から始めての企画ではありますが、「おススメ問題集・参考書紹介」という内容でお送りしたいと思います。アルバイトの期間も含めれば、教育業界７年目の自分が生徒によくおススメする問題集や参考書を紹介するコーナーにしていきたいと思います。受験生にとっては、何をどのように勉強をしていけばよいのか分からないという方も多くいるとは思いますので、ぜひ参考にしてもらえればと考えています。
さて、記念すべき１冊目は、英語の長文読解参考書で「登木・守屋 英語内容一致問題講義実況中継（語学春秋社）」を紹介します。この本は2021年10月に河合塾の中部地区人気講師の登木先生と守屋先生がタックで書かれた本で、この本が出版される前は、こんなに内容一致問題のダミー選択肢の１０パターンがまとまっている本は今までに見たことがなく、生徒におススメしたいという問題集でした。実際に、問題編でもパターン化されて解説をされていることから、自分が内容一致問題でどのような点に着目をしていなかったのかを確認することが出来る問題集になっています。大学入試において、英語の内容一致問題が出題される大学は多く、他の設問より配点が高いということもあるので、内容一致問題で点数が取れない人には、秋頃から直前期にやるべき問題集としてはおススメの参考書になります。さらに、大学入試で内容一致問題が出題されない大学はないので、基本的な語彙力や英文解釈の勉強が終了した後や過去問を通して内容一致問題で伸び悩んでいる受験生には、ぜひやっておきたい１冊であり、弱点克服の問題集としておススメです。
ここからは具体的な問題集の中身は、問題は全部で10題で「食料問題」・「経済問題」・「環境問題」など多岐にわたるジャンルを、400 words前後の長文が掲載されています。また、解説では「思考プロセス」や「それぞれの英文に構造分析」が書かれており、語句リストも充実しているので、復習もしやすいレイアウトになっています。さらに各章の最後には、GRAMER FOR READING と WRITING PICK UPがあり、長文読解で出てきた英文解釈を深めるコーナーや英作文を書くために必要なことを順に追って書かれているので、長文の内容一致問題だけにとどまらず英語力全体を向上させるためにもおススメの参考書とも言えるでしょう。著者のインタビュー動画もリンクに載せますので、興味がある方はぜひご覧ください。
ここまで「登木・守屋 英語内容一致問題講義実況中継（語学春秋社）」を紹介していきました。受験生はこの時期に第１志望校の過去問を解き始める人も多いとは思います。過去問については過去のブログでも紹介をしていますが、自分の弱点を見つけて、やるべきことを明確にして、課題解決することが過去問の目的です。過去問をやってみて、内容一致問題で点数が取れない受験生には、１つの指針になる問題集ではないでしょうか。最後にお知らせになりますが、「おススメ問題集・参考書紹介」は第２弾以降も随時掲載していきますので、ぜひ今後もよろしくお願いします。
【書籍案内】
登木健司・守屋佑真 英語内容一致問題講義の実況中継 (実況中継シリーズ) | 登木 健司, 守屋 佑真 |本 | 通販 | Amazon
【動画案内】（著者・守屋先生によるインタビュー動画）
【著者登場‼︎】河合塾英語科・守屋佑真先生に新刊の特長を聞いてみた！ - YouTube
