akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

1月2日

1月2日は世間から見れば、年始休みに含まれることが多いが、教育業界で見れば正月特訓や冬期講習が行われているため、多くの塾や予備校が開室していることが多いだろう。私の経験でもあるが、塾講師のアルバイトをしていたときは、校舎の代表が授業できる正月特訓には、ステータスを感じながら勤務をしていたり、別の年には、志望校対策個別の授業を行っていたりして、正月に働くことは抵抗がない状態でここまで来た。なので、今年も何の抵抗もなく、1月2日から出勤をすることが出来る体質になっていた。しかし、社員になったことにより、この日を迎えることが出来るかどうか不安に感じた出来事について今回は書いてみようと思う。

その出来事は、1月2日に勤務できるアルバイトの確保であった。事前の冬期シフト希望でも1月2日に希望が入っている人は、ほとんどおらず、人員をどのように確保するかは課題であった。社員の業務として、校舎運営をしていく中で、人員の確保は必要不可欠である。そのために、個別で声掛けをして、何とかして入ってくれないかをお願いしながら聞く毎日が続いた。このように行動をしたおかげもあって、何とか人員を確保することが出来たのだが、大学4年生の割合が多く、来年以降の年始やクリスマスなどの時期が乗り越えられるのか懸念事項は多くあるが.......。

何とかこのように人員を確保することが出来たから良かったが、あるアルバイトが先輩社員に「何度も1月2日の勤務について聞かれたりするのが嫌だった」ということが言われたことを聞いた。もちろん、強引に聞いてしまった部分や繰り返し聞いた部分は、私が反省しなければいけない部分である。しかし、社員の仕事として大切なのは、「人員確保であること」であり、好かれるために仕事をしているわけではないのだから、もちろん強引はよくないけれども、ある程度は仕方がない部分ではないかと思う部分もあり、度合いが難しいように感じました。アルバイト時代にもクリスマスの人員を確保するために、同じようなことをやってしまったが、社員という立場で言うのとアルバイトという立場で言うのも違うだろうし、勉強になる部分でもありました。しかし、このように書いていますが、私が強引までに言ったからこそ、今日の校舎運営が出来たと思えば必要なことでもあります。

私は先輩社員からこの話を聞いたとき、「ここまで必死にやる必要はなかったのでは」と思う気持ちにもなりました。声掛けをしたのは、ほとんど自分だけで、感謝の気持ちも周りからないし、やって当たり前と思っている人もいるし、人員が足りないことが分かっているのに、周囲から声掛けをする社員もほとんどいない。そんな状況で、自分が頑張る必要があるのか、疑問に思ってしまう出来事であった。

2021→2022

あけましておめでとうございます。新年初めてのブログになります。これまでは教育に関する内容を中心に書いてきましたが、今回は2021年の振り返りと2022年に向けた抱負を書いてみようと思います。

2021年を振り返ってみると、いろいろなことがありましたが、一言で言えば「変化に適合した年」と言えると思います。大学を卒業して、4月から社員として働き始めて、新たな環境や立場で働くことで、自分が学んだことも多くありました。しかし、変化に適合することで精一杯で、自分で考えることが少なかったように感じます。本当に上司や先輩が言っていることが、正しいのかを判断する力が劣っていたように思います。もちろん、組織に属する以上は、組織のルールを守ることは必要ではあるし、思ったことを何でも言っていいとはなりませんが、自分で考えることをしていく必要は年次が上がれば求められることになるでしょう。今年は「自分で考えること」を意識したいと思います。さらに、社員になって仕事が忙しいということを言い訳にして、塾生指導がおろそかになった部分がありました。もちろん、アルバイトで働いていたときのように、塾生指導のみをやっていれば言い訳ではありませんが、時間のやりくりを上手くすれば、解消できる課題であると言えます。塾生指導を強化したいと感じたのは、アルバイト時代に生徒からもらった手紙を見て、このままではいけないと思ったからでした。

仕事の話はこのくらいにして、プライベートな話もしておこうと思います。2022年はいろいろなことに挑戦をする1年にしたいと考えています。2021年のように変化を楽しむ年にしたいと思います。例えば、ブログ更新の頻度を挙げたり、YOU TUBEにも挑戦してみたいと思っていたり、近場でもいいので旅行に出かけてみたり、やりたいことは数えきれないことあって、どこまで出来るか分かりませんが、新たな挑戦をする1年にしたいと思います。このように書くと、挑戦だけして、過去のものを捨てるのかと誤解されそうですが、安定志向の自分にとっては過去と同じ選択をしがちなので、いつもとは違った選択肢を選ぶことで、新たな考え方や見方をすることが出来るかもしれません。そんな一種の冒険をしていきたいと思っています。

そんなわけで、いろいろと書いてみましたが、2022年も昨年の自分に負けることがないように自分の能力を高める1年にしていきたいと思います。それでは、みなさんも素敵な1年にしてください。

共通テストの勉強をこんなにしますか?

大学入学共通テストまで残り24日となり、受験生は試験に向けて入念な準備をしているだろう。しかし、受験生全員が共通テストにそんなに比重を当てなくてもいいのではないかと個人的に私は思う。もちろん、国公立大学や共通テスト併用型の私大を受験する生徒にとっては、共通テストの結果が合否に直結するため、対策をしなければならない。しかし、共通テストを課さない私立大学受験生もこんなに共通テストの勉強をするべきなのか疑問に思うときがある。もちろん、共通テストの勉強と私大の個別試験が全く関係ないとは言わないが、時間が無限にあり両方対策が出来るのならいいが、私立の個別試験に絞って時間を割いた方が効率的なのではないかと個人的には思う。しかし、このような考え方は、誰もが考えそうな手段ではあるが、あまり浸透しないのには、理由がある。今回は私の考えるその理由について述べてみたいと思う。

まずは、教える立場から考えると、学校の授業で考えれば、私立大学もほぼすべての大学に共通テスト利用入試があることから(合格者数は一般受験よりもはるかに少ない)、ほぼ全員の生徒が受ける受験対策が出来るので効率的だからである。ここで、ある大学の入試問題をやれば、集団授業を前提とする学校では、授業が有益になる人もいれば、時間が無駄になってしまう人も出てくるので、共通テスト対策をすれば、そういった平等性を担保することが出来ることも理由に挙げられるだろう。実際に、共通テスト対策を学校の授業でやっている人もよく聞くのである。果たして、共通テスト併用型の私大がない生徒にとっては、本当に意味があることなのかを考えてもらいたい。(私立の過去問をやらせて質問対応の方がよっぽどその生徒のためになるような気がするが)

次に、教材・書籍販売者という立場から考えると、「共通テスト」の対策本は力を入れている。例えば、書店に行けば、共通テストの過去問を見ても「赤本(教学者)」・「黒本(河合出版)」・「青本駿台文庫)」・「緑本Z会東進ハイスクール)」と5冊も出ているし、駿台河合塾Z会は「共通テストパック」を発売している。それ以外にも、対策本まで含めれば山のように書籍がある。ここまで力を入れるのは、共通テストの受験者(昨年度)は、約47万人(英語【リーディング】受験者)が受験しており、売れる見込みが他の学習参考書よりも高いからである。さらに、多くの人が手に取ることからも、この本をきっかけに自分の出版社の他の参考書を手に取ってもらえるように、共通テスト対策の参考書には、力を入れていることが分かる。また、競争力が生まれれば、よりよいものが完成する。それは、学校販売する教材も同じことが言える。このようにして、「共通テスト」をキーワードに盛り上げることで、商品を買ってもらおうとするのである。

このように考えていくと、高校生に必要なのは、正確に入試情報を見て、自分にとって何が必要なのかを判断して、行動に移すことなのかもしれません。大人の策略に騙されることなく、客観的に物事を見ることが出来るチカラをもつことが本当に必要なことかもしれませんね。