大学生で塾講師の経験をしている中で、品詞の概念がない生徒が多くいる中で、
自分なりの考察をしてみることにしました。
高校受験のときに英作文の勉強をした人は「外国へ行きたいと思うか」に関する問題は、典型問題として一度は練習をさせられたのではないかと思う。
このとき、「外国へ行く」という書き方の1つにgo abroadという表現があり、
多くの場合はフレーズごと覚えるように指導をされたのではないかと思います。
一方で、「私は学校へ行く」という日本語を英語に書き換えなさいといえば、
I go to school という答えは多くの人が答えられるだろう。
go abroadがgo to abroadにならない理由を説明できる中学生や高校生は少ない。
なぜならば、フレーズで丸暗記をさせられているからである。
[説明] abroadの品詞は副詞であるから、動詞の後ろに前置詞を置けない。
前置詞の後ろは名詞or動名詞を置くことができる。(副詞は単独でおけない)
フレーズや会話表現を音読して覚えることも大切ではあるが、
品詞の概念は高校になって読解では必要不可欠である。
実際に大学入試でもこのような文法問題が出題されている。
[出典] 2018年 センター試験 本試験
問2 Brenda went ( 9 ) to get something to drink.
① at downstairs ② downstairs ③ the downstairs ④ to downstairs
[解答] ②
[解説] downstairsは副詞なので、冠詞や前置詞を置くことができない。
[講評] 大学受験レベルでは、abroadだと易しいので他の副詞が狙われている。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も英語教育や大学受験などさまざまな視点でブログを書いていきたい
と思いますので、今後もよろしくお願いします。