akshota0407の日記

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2021年2月18日 早稲田大学 人間科学部 第1問(ⅳ) 解答速報

今回は早稲田大学人間科学部の第1問(ⅳ)を見ていくことにする。著作権の関係で英文を掲載することは出来ないが、河合塾代々木ゼミナールの解答速報では、期間限定で問題を掲載されているので、参考にしていただけるとよいのではないだろうか。今年の第1問(ⅳ)は「携帯電話中毒の克服方法」に関する内容であり、読んでいて身近な内容でもあり、興味深い内容であった。設問も難しくないため、全問正解または1問ミスぐらいまでが合格ラインになるだろう。ここからは、設問解説・語句リスト・和訳を掲載しておくことにする。

 

[解答・解説編]

11: What is negative effect associated with phone addiction?

(A) Difficulty in performing two-handed tasks  (B) Fear of missing out

(C) Inability to give full attention to tasks   (D) All of the above

[解説] 設問は「携帯電話中毒に関連する悪影響は何か?」という意味であり、(A)「両手作業の実行の難しさ」は、¶1第2文で「両手を必要とする仕事が非常に遅くなる」と記述されていることから正しい。(B)「見逃しの恐れ」は、¶2第1文に「携帯電話中毒は、永久のFOMO(「見逃しの恐れ」)に変わる可能性がある」と記述されているから正しい。(C)「仕事に完全に注意を向けることができない」は、¶1第2文で「注意の10%以上を必要とする仕事が非常に遅くなる」と記述されていることから正しい。以上のことから、(D)のAll of the aboveが正解となる。

12: What is NOT a benefit of the fake phone?

(A) Feeling “connected”  (B) No need to charge battery

(C) Reduced phone charges   (D) Waterproof

[解説] 設問は「偽の携帯電話の利点ではないものは何か?」という意味であり、(A)「接続されている感覚」は、¶2 第5文に「(偽の)携帯電話のスリムなデザインは、iPhoneのように感じられ、「つながり」を感じる」と記述されていることから正しい。(B)「バッテリーの充電はいらない」は、¶2 第8文「プラス面としてバッテリーがなくなることはありません」と記述されていることから正しい。(D)「防水」は、¶2 第9文「トイレや流しに落としても被害はありません」と記述されていることから正しい。以上のことから、(C)「電話料金の削減」は記述されていないので、(C)が正解。

13: Near the end of the passage, why is the underlined word “phone” in quotation marks?

(A) Emphasizing it’s not real  (B) Clarifying the subject

(C) Following grammatical rules  (D) None of the above

[解説] 設問は「文章の終わり近くに、下線付きの単語「phone」が引用符で囲まれている理由は何か?」という意味であり、本文では「偽物の携帯電話」を指していることから、(A)が正解である。一般的に引用符が使われるのは、実際の単語意味とは異なり本文中で用いられるときに使われることを知識も知っておく必要がある。

 

[語句リスト]

¶1 addiction「中毒」・a big deal「重大なこと・大切なこと」・psychologist「心理学者」・term「機関・専門用語・間柄」・effect「影響・効果」・totally「完全に」・not only A but also B「AだけでなくBも」・addicted「中毒になる」・attention「注意」・apparently「見たところでは」・negative「負」・correlation「相関関係」・mindlessly「無意識に」・satisfaction「満足感」・contentment「充足感」・package「ITの分野では、関連する様々な要素を一つにまとめたもの」・stream「情報を一元的に管理するページのこと」・miss out A「Aを見逃す」・moment「瞬間」・real life「現実」

¶2 beyond「~を超える・~出来ない」・turn into A「Aに変わる」・perpetual「永久の」・irony「皮肉」・particular「特定の」・literally「文字通り」・so「だから・そこで」・handle「扱い・対処」・carry around「持ち歩く」・succumb「屈する・負ける」・keep+A+from 動名詞「Aに~することを防ぐ」・break「~を破る」・fit「(衣服などが)人にぴったり合う・適する」be used to 動名詞「~することに慣れている」・empty「空の」・fidget「そわそわする」・brunch「遅い朝食」・sink「流し」・fish「(動) 釣りをする・取る」

 

[和訳]

  心理学者はいくつかの驚きとかなり驚くべきではない長期的な精神的な健康への影響を発見したので、携帯電話中毒は重大なことです。携帯電話に完全に中毒になってしまうと、片手以上(両手)または注意の10%以上を必要とする仕事が非常に遅くなるだけではなく、ソーシャルメディアを無意識にスクロールするのに使う時間の量と個人的な満足感や充足感との間には見たところではかなり強い負の相関関係があります。私たちは、理にかなっていると思います。多くの携帯電話中毒者は、例えば私たちが他人のInstagramからのパッケージ化されたコンテンツや広告のストリームを常に見ているときには、現実の美しい瞬間を見逃している感じています。

  携帯電話中毒は、神経質な習慣を超えていき、永久のFOMO(「見逃しの遅れ」)に変わる可能性があります。この特定のFOMOの皮肉は、それが文字通り見逃すことを引き起こします。そこで、どのようにして携帯電話中毒に対処するのですか?一部の人々は、2番目の携帯電話である偽の携帯電話を持ち歩くことは、携帯電話中毒に屈するのを防ぐのに役立つことを明らかに発見しました。この偽の携帯電話はあなたが習慣を破るのを助けることは、ここにあります。(偽の)携帯電話のスリムなデザインは、iPhoneのように感じられ、「つながり」を感じる必要がある場合は、手・ポケット・バックに収まります。問題は、これまでにそれは正しくないということです。しかし、あなたがベッドで隣に携帯電話を持っていることに慣れていたり、誰かがあなたの車のダッシュボード(運転席の目の前にある計器が配置されているパネル)が携帯電話なしで空であると感じたり、あなたが会議や遅い朝食で何かそわそわする必要があるなら、これらを得るのが「(偽の)携帯電話」です。プラス面として、バッテリーがなくなることはありません。(バッテリーがないためです!) そして、もしトイレや流しに落としても、被害なく簡単に釣れます。