akshota0407の日記

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車内誌「ウェッジ」

今回は少し違った路線でブログを書いてみたいと思います。早速ではありますが、雑誌「ウェッジ」を聞いたことはあるだろうか。この雑誌は、書店でも販売をされていますが、発行部数の7割は東海道・山陽新幹線グリーン車に設置されており、座席の前にあるポケットに置いてある。このように書いているが、私は仕事で出張することもないし、コロナ化もあるので旅行にも行かないので、新幹線に乗る機会はほとんどなく、ましてやグリーン車にも乗ったことはありません。なので、この雑誌の存在を知ったのは、最近のことでした。しかし、調べてみると、この雑誌「ウェッジ」は、ビジネスモデルとして、興味深い内容であったので、今回はブログで書きたいと思います。

まずは、東海道・山陽新幹線の車内誌の歴史から見ていくことにしよう。まず、国鉄時代に戻ることになるが、グリーン車には『L&G』という、現在の『ひととき』のような旅雑誌が配布されていた。この当時は、東京から新大阪間は3時間10分かかっていたこともあり、今まで以上にビジネスでは、新幹線よりも飛行機の需要が大きく、どちらかと言えば、旅行として新幹線を利用する需要が多くあったのではないでしょうか。その結果、旅雑誌を配布されていたのでしょう。一方で、新幹線の性能が向上することや「のぞみ」号の本数増加は、新幹線をより便利になることで、出張などの利用が増えることで、グリーン車には多くのビジネス需要が高まった。その結果、1993年3月から、グリーン車に乗る日本の各界のトップリーダーを中心に経済情報をお届けするという形で雑誌「ウェッジ」が東海道・山陽新幹線グリーン車に搭載するようになった。実は、雑誌「ウェッジ」はJR東海のグループ会社でもあり、発行部数の7割が東海道・山陽新幹線グリーン車に設置されていることから、安定して収益を出すことが出来ている。さらに、グリーン車に乗車する層は、課長など役職をもっている方が大半であるため、よりコアな層をターゲットとした雑誌になっている。このようなこともあって、グリーン車を利用した人は、号によって違うが、持ち帰る方が約60%もいるそうで、このデータからも多くの人に読まれていることも分かるだろう。

なぜこんなに読まれているのかを考えると、雑誌が抱える問題である「よりコアの内容を扱えば、対象者は限定され、購入者が減ることで収益を得ることが難しくなること」を、グリーン車利用者層をメインターゲットに絞っているからこそ、雑誌の強みを活かすことが出来ているんだろう。その結果、読まれ続ける車内誌として、存在をしているのだろう。一方で、現在はインターネットが普及し、紙面で雑誌を読む機会が減っている中で、車内誌としての存在意義をどのように生み出していくのか考えるべき課題になるだろう。

【参考文献】

東海道新幹線の雑誌「ウェッジ」、誌面作りの内側 | 経営 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)


 
 

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