akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

三大予備校・夏期講習

先日になりますが、三大予備校が夏期講習の情報解禁され、普段予備校に通っていない高校生・高卒生を対象に、6月から順次申込が開始されます。今回は三大予備校をさまざまな角度から比較をしていき、自分が勉強をする上で効率的なものを選択する手がかりにしてもらいたいと思います。これを読まれている方は、さまざまな人がいるとは思いますが、例えば、今は別の塾に通っているが、夏期講習のみ試してみるのも1つの方法であると思います。全体を知った上で判断をすることで、後悔も減らすことが出来るでしょう。最後まで読んでいただき、比較検討してもらえればと思います。なお、このブログは、どこかの塾・予備校を批判するのではなく、それぞれのホームページや案内書から読み取れる内容を基に比較検討をしていきたいと思います。

まずは、違いを見ていく前に、三大予備校(代々木ゼミナール駿台河合塾)の共通点を見ていくことにしましょう。共通点は、対面かつ集団授業を軸にしていることです。もちろん、現在は新型コロナウイルスの影響もあり、駿台河合塾でも映像授業を提供していますが、すべての講座で提供をしているわけではなく、一部の講座で導入されている程度です。さらに、代ゼミでもモバサテで自宅でも多くの講座を視聴できるような体制もあります。しかし、「今回は話を簡略化すること」もあるので、「塾・予備校の軸は、対面かつ集団授業であること」を踏まえて話を進めていきたいと思います。さらに、業界トップクラスの予備校であることからも、「講師の質」という面でも大きく変わらないでしょう。このように考えると、どの三大予備校も受講形態が同じなのだから、大きく変わらないと思う方もいるとは思います。実際にどのような違いがあるのかをここからは見ていくことにしましょう。

1点目の違いは「授業時間と受講料」が異なります。まずは、授業時間の違いを見ていくと、代ゼミ河合塾は1コマ90分授業であり、駿台は1コマ50分授業なので、1コマあたりの授業分数が異なります。それに伴って、すべての講座ではありませんが原則、夏期講習では1講座の授業が、代ゼミは4コマで90分×2コマを2日間で完結、駿台は50分×3コマで4日間で完結、河合塾は90分×5コマで1日1コマずつ5日間完結するような授業形態になっております。代ゼミ駿台は、1つの講座が連続でコマが設定されているために、休憩時間が設定をされています。このように1講座の授業時間が異なっており、駿台は高校の授業時間、代ゼミ河合塾は大学の授業時間や入試を想定された設定になっています。

このように「授業時間」が異なることを踏まえた上で、次は「受講料」という観点で比較をしてみることにしましょう。今回は塾生ではなく夏期講習を受講した場合で、それぞれの標準とされている授業時間を想定して、1分あたりの授業料で比較すると、駿台が 38.3円、代ゼミが38.8円、河合塾が41.5円という結果になりました。このように考えると、河合塾駿台と比較すると、90分の授業あたり288円高いことになるので、受講料という面では大きな差があることが言えます。どこの予備校でもそうですが、受講料にテキスト代も含まれているので、授業時間のみで割り出せない部分もありますが、このような実態になっています。

次に2点目の違いは「オリジナル講座の有無」です。代ゼミ駿台は、オリジナル講座がありますが、河合塾にはオリジナル講座はありません。オリジナル講座とは、各予備校で人気のある講師が、テキストを監修して、その講師が独自の内容で授業をするような講座です。例えば、代ゼミでは、「富田一彦の共通テスト対策英語」や「西谷昇二の共通テスト対策英語Reading」などがあり、特に代ゼミはオリジナル講座が他予備校よりもたくさんあるのが特徴です。さらに、駿台では「ドラゴン・イングリシュ」という講座は竹岡先生のオリジナル講座があったり、「天下無敵のVocabulary」は嶋田先生のオリジナル講座があります。このようなオリジナル講座は、講師の個性が出やすい授業ではある一方で、独自性に走りすぎてしまう可能性があるので、メリットもあれば、デメリットになる側面もあります。他にも、運営面で言えば、業界が縮小する中で、たくさんの講座を設置しても経費が重なることからも、減少傾向にはあります。そのこともあり、近年では駿台河合塾のパンフレットから講師紹介が削除され、個の講師をアピールすることを辞めている傾向にあるでしょう。

最後に3点目の違いは「授業の座席が指定席と自由席の違い」です。駿台は指定席となっており、代ゼミ河合塾は自由席になっています。それぞれにメリットやデメリットはありますが、自分の好きな席やお気に入りの講師の授業を特等席で受けたい人にとっては、自由席の方が使いやすいと思います。なお、駿台の場合は、4日間の講座では3日目で席替えをするので、前半2日間が教室の後ろの方であれば、後半2日間は教室の前の方になるようになっております。一方で、指定席であれば、授業前に急いで教室に行って、座席を取らなければいけないことはないので、効率がよいという見方も出来るでしょう。さまざまな見方が出来るので、一概にどちらがいいとは言えませんが、三大予備校で異なる部分になっています。

このように三大予備校の違いを見てきましたが、どんな塾・予備校を選んだとしても、受験生にとって大切なのは、最大限活かすことが出来るかが大切になるでしょう。そのためには、自分のレベル感やスタイルに合っていることが重要になってくるでしょう。受験生にとって、夏休みは大切な時期にあたるので、無駄なく効率よく使っていくためにも、三大予備校を使ってみるのもいかかでしょうか。

【参考文献】

夏期講習・優先申込 - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

「塾・予備校」 の選び方 - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

車内誌「ウェッジ」

今回は少し違った路線でブログを書いてみたいと思います。早速ではありますが、雑誌「ウェッジ」を聞いたことはあるだろうか。この雑誌は、書店でも販売をされていますが、発行部数の7割は東海道・山陽新幹線グリーン車に設置されており、座席の前にあるポケットに置いてある。このように書いているが、私は仕事で出張することもないし、コロナ化もあるので旅行にも行かないので、新幹線に乗る機会はほとんどなく、ましてやグリーン車にも乗ったことはありません。なので、この雑誌の存在を知ったのは、最近のことでした。しかし、調べてみると、この雑誌「ウェッジ」は、ビジネスモデルとして、興味深い内容であったので、今回はブログで書きたいと思います。

まずは、東海道・山陽新幹線の車内誌の歴史から見ていくことにしよう。まず、国鉄時代に戻ることになるが、グリーン車には『L&G』という、現在の『ひととき』のような旅雑誌が配布されていた。この当時は、東京から新大阪間は3時間10分かかっていたこともあり、今まで以上にビジネスでは、新幹線よりも飛行機の需要が大きく、どちらかと言えば、旅行として新幹線を利用する需要が多くあったのではないでしょうか。その結果、旅雑誌を配布されていたのでしょう。一方で、新幹線の性能が向上することや「のぞみ」号の本数増加は、新幹線をより便利になることで、出張などの利用が増えることで、グリーン車には多くのビジネス需要が高まった。その結果、1993年3月から、グリーン車に乗る日本の各界のトップリーダーを中心に経済情報をお届けするという形で雑誌「ウェッジ」が東海道・山陽新幹線グリーン車に搭載するようになった。実は、雑誌「ウェッジ」はJR東海のグループ会社でもあり、発行部数の7割が東海道・山陽新幹線グリーン車に設置されていることから、安定して収益を出すことが出来ている。さらに、グリーン車に乗車する層は、課長など役職をもっている方が大半であるため、よりコアな層をターゲットとした雑誌になっている。このようなこともあって、グリーン車を利用した人は、号によって違うが、持ち帰る方が約60%もいるそうで、このデータからも多くの人に読まれていることも分かるだろう。

なぜこんなに読まれているのかを考えると、雑誌が抱える問題である「よりコアの内容を扱えば、対象者は限定され、購入者が減ることで収益を得ることが難しくなること」を、グリーン車利用者層をメインターゲットに絞っているからこそ、雑誌の強みを活かすことが出来ているんだろう。その結果、読まれ続ける車内誌として、存在をしているのだろう。一方で、現在はインターネットが普及し、紙面で雑誌を読む機会が減っている中で、車内誌としての存在意義をどのように生み出していくのか考えるべき課題になるだろう。

【参考文献】

東海道新幹線の雑誌「ウェッジ」、誌面作りの内側 | 経営 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)


 
 

h1_4_fixed_light (jrta.co.jp)

グリーン車 - akshota0407の日記 (hatenablog.jp)

基礎学力をつけることの重要性

私も受験生のときには、答えというものを出すことが目的になったり、そのために入試傾向や公式を覚えたりしていたり、何となく問題集を解いていた時期もあったように思える。問題が出来ていれば、実力がついていると自覚して、問題が出来ていないときは、たまたま出来なかったと自分に言い訳をして、ちゃんと復習をせずに、そのまま次に進んでしまう。すべての教科に当てはまらないにしても、どんな受験生にも、苦手教科はこのような傾向があるのではないだろうか。言い換えれば、自分と向き合うことが逃げているようにも見受けられる。今回は、今の時期に知っておきたい、基礎学力をつけることの重要性をお伝えしたいと思います。

先日、浪人生が早稲田大学・法学部の過去問を借りに来た。借りた詳細までは分からないが、早慶志望クラスであることから、おそらく過去問を解きたくて借りに来たのではないだろうか。このような行動を見て、言い方は厳しいかもしれないが、昨年度に合格点まで届かなかった理由を客観的に見ることが出来ておらず、何を具体的にやるべきか分かっていないと思ってしまう。そして、仮に合格最低点に限りなく近かったとしても、今年度は合格できるとは限らないし、余裕をもって合格を勝ち取るために、何をするべきかを考えることが出来ていないように感じた。もしかしたら、1年かけて勉強をすれば、合格すると自分の中で思っているのかもしれません。そんな現実は甘いものではありません。

現役生も同じで、授業を受けて予習と復習をすれば、成績が上がると思っている人もいるでしょう。授業を最大限活用してもらうためには、自分の弱点分野を見つけ、自宅学習に活かすまでやらなければいけない。そこで、初めて何が足りていないのかを知ることが出来る。さらに、このような授業を受ければ成績が上がると誤解をしてしまうのは、大前提としての「基礎知識」が抜けているように感じます。例えば、英語であれば、英単語・熟語を授業ですべて網羅することは出来ません。さらに、理系であれば圧倒的に授業時間が少ないため、演習時間まで十分に担保することが出来ていないことが多いです。このことからも基礎学力をつけることの重要性を理解していただけるのではないでしょうか。

受験生にとって、基礎学力を夏休みまでに完成することが必要と言われています。その理由には、大きく2つあります。1つ目は、夏休み以降も基礎学力をつけていたら、受験に間に合いません。秋には過去問演習や総まとめをする時期であるので、基礎をやっている時間はありません。2つ目は、受験まで近づくにつれて、時間やゴールを意識する結果、物理的にも心理的にも、基礎に戻ることが出来なくなるからです。だからこそ、今の時期は基礎固めが本当に重要であることを認識してもらいたいものです。

このように、自分で正しく考えて行動が出来なくなっているのは、自分のプライドといった心理的なものもあるかもしれません。話は少し脱線しますが、どんな業界でもそうですが、「光」の部分しか公表はしません。塾・予備校で言えば、合格実績にあたるでしょう。実際には、志望校に合格できなかった「影」の部分があります。まだ新年度が始まって間もない時期だからこそ、自分の勉強方法を再点検して、合格に向けて軌道修正することが出来ます。自分の勉強方法を見直すいい機会にしてもらいものです。