akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

そんなに答えが欲しいの~?

     先日、ある生徒の模擬面接を担当することになった。模擬面接でフィードバックをしたときに、「どう答えたらいいですか?」と答えを求めたがる生徒に遭遇をした。私は、「答えがないところに、自分で答えを見出して、その根拠を論理的に明示できる力」が試されていることを面接では見ていて、そのためには、抽象的なことを具体化して自己アピールしなければいけないことを伝えた。そのように言うと、「答えがないから難しい」とか今までの模擬面接で言われたことがあるが、それなら推薦・AO入試ではなく、一般入試で受験をすればいいと個人的には思ってしまう。今回は大学受験の面接試験ということをテーマに少しだけ考察をしていこう。

    「大学受験の面接試験で何を見ているか?」という問いに対して、みなさんならどのように答えるだろうか?「大学のことを知っているか」や「熱意」や「志望動機」や「入退室の動作」だろうか?これらは当然見るポイントであり、他の受験者と差別化を図らなければ受からないだろう。私は、差別化を出すためには、「自分らしさ」がなければならないし、短時間で魅力を感じさせなければならないと考えている。そのためには、自己分析が必要になり、小手先のテクニックでは太刀打ちすることが難しく、そこには多くの時間を要するだろうし、やり方を知らない生徒が多い現状がある。

    近年の大学入試改革により、推薦・AO入試の枠が増える中で、安易に選ぶ生徒が多いが、そこには、改革だけが前に進んで、学校教育でも自分と向き合う授業やキャリア教育が行われていないことに原因もあり、生徒は被害者なのかもしれない。