akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

何のために働いていますか?

  「何のために働いていますか?」という問いに対してさまざまな答えがあるだろう。例えば、「生活のためにお金が必要だから」や「やりたい仕事だから」など、さまざまな答えがあるだろう。私であれば、「やりがいを感じるから」と答えるだろう。今回は、「やりがい」に潜む危険性について考察をしていきます。

   私は、大学生になってから塾講師のアルバイトを続けていて、多かれ少なかれ困難があって乗り越えてきた。しかし、今回の困難はあまりにも大きすぎる。その困難は、新卒の社員が休職をするという今までに経験をしていないような状況で、本部から代わりの社員が来ることなく、校舎運営をしていかなければならないということである。もともと社員が2人しかいない校舎であるので、社員が1人になってしまったことで、バイトリーダである私には大量の仕事を処理しなければいけなくなった。例えば、授業以外に、開閉室の業務・新人アルバイトの育成・時間割や配布物の作成・受付業務・電話対応などあらゆる仕事もやらなければいけなくなり、いくら時間があっても足りないほどの業務を行うようになっている。来年度からは、教育業界に就職が決定する自分にとっては、インターンの感覚で経験値を積むことが出来るという側面もあるかもしれないが、客観的に見れば、賃金が見合っていないこと(バイトがする領域を超えている)や8時間労働でも休憩が取れない状況を考えたら、ブラック企業であるとしか言いようがないだろう。

   このように不満を感じていても辞めない理由は、「生徒に最高の教育を提供すること」であり、私が辞めたら、校舎運営は崩壊をしていき、生徒が不幸にさせてしまうという責任感があるからだと思う(この責任感が必要なのかは悩ましいですが)。 さらに、「一緒に働いているアルバイト仲間に迷惑をかけること」になります。仕事を追加でお願いするようになれば、後輩たちに本業である大学の勉強を疎かにさせることにもなりかねません。その結果として、自分がやらなければいけないという気持ちが高まり、勤務時間が長くなったり、社員よりも休日日数が少ないという現象が起きています。「何のために働いているのか」を考えるときに、「やりがい」や「顧客のため」という視点で考えることは、組織で働くためには必要なことは間違えありません。しかし、時には、自分を苦しめることになる可能性を秘めていることを忘れていたら、組織の餌食になってしまいます。このようにならないためにも、私たちは、客観的に物事をみる力を養わなければいけないし、唯一の自分を守る方法であるかもしれません。