今回は関西学院大学の2月2日日程の並び替え問題を見ていくことにする。本問も関西学院大学の2月1日日程よりもレベルとしては易しい問題であった(並び替えのつながりが分かりやすかった)ので、合格するためには4/5は取りたい。
大問5 次の日本文(1)~(5)に相当する意味になるように、それぞれ下記①~⑧の語を並び替えて正しい英文を完成させたとき、並び替えた語の3番目と7番目に来る語の記号をマークしなさい。ただし、大文字にすべき語も、選択肢中ではすべて小文字になっている。
(1)「その計画には深刻な問題が2つあった。1つは財政権に関するもので、もう1つが安全性に関するものだった。」
The plan had two serious problems: ( ) other with safety.
① and ② difficulties ③ financial ④ one ⑤ concerned ⑥ the ⑦ was ⑧ with
(2)「その旅はとても素晴らしかったので、私たちは必要以上にお金を使ってしまった。」
The trip was ( ).
① more money ② needed ③ so ④ spent ⑤ than ⑥ that ⑦ we ⑧ wonderful
(3)「そのショーが始まる前に私は昼食を食べておくべきだったのに。」
I ( ).
① before ② had ③ have ④ lunch ⑤ started ⑥ should ⑦ show ⑧ the
(4)「その夜、彼に起こったすべてのことが、彼の想像をはるかに超えていた。」
That night, everything ( ) imagination.
① beyond ② him ③ far ④ happened ⑤ that ⑥ to ⑦ his ⑧ was
(5)「嵐が近づいていたという事実にもかかわらず、彼らは登山を続けた。」
( ) approaching, they continued climbing.
① a storm ② fact ③ in ④ of ⑤ spite ⑥ that ⑦ the ⑧ was
[解答]
(1) one was concerned with financial difficulties and the (⑤-①)
(2) so wonderful that we spent more money than needed (⑥-⑤)
(3) should have had lunch before the show started (②-⑦)
(4) that happened to him was far beyond his (⑥-①)
(5) In spite of the fact a storm was (④-①)
[解法のポイント]
(1) 日本語訳に着目すると、2個のうち1つはoneでもう1つは特定できることからthe otherの代名詞を使うことが分かる。andの前に「1つは財政権に関するもの」を並び替えればよいので、one was connected with financial difficultiesとなる。
(2) 日本語訳と選択肢のsoとthatに着目して、so that SV「とても~なので」のso that構文を疑う。よって、so wonderful that we spend more moneyという語順になる。さらに、「必要があれば」は残った選択肢than neededで表すことができる。
(3) 日本語訳の「~するべきだった(実際はしていない)」に着目すると、should have+過去分詞を疑い、should have hadの語順になる。「昼食を食べる」have lunchより、should have had lunchとなる。そして、beforeは接続詞であり、「そのショーが始まる前」という日本語訳から、before the show startedが作ることができる。
(4) 日本語訳の「彼の想像を超えていた」という意味から、beyond his imaginationと並び替えることができる。次に、「彼に起こったすべてのこと」と日本語訳にあることから、everything [that[関代] happened to him] wasという語順になる。最後に、far(形容詞・副詞)の選択肢が残ってしまうが、was[be動詞]の後ろには「補語」が必要であることから、文構造で考えたときに、be動詞の後ろに入れるしかないことが言える。
(5) 日本語訳で「事実にも関わらず」とあるので、In spite of the factという語順になる。次に、factは同格を導く名詞であり日本語訳から、the fact [(that[省略可]) a storm was ]という語順になることから、解答のようになる。