誰しもが過去に戻れるなら、戻りたい時間があると思う。今回は、私が過去に戻りたい時間を感じた経験を書いてみようと思う。
先日、内定が決まったバイトが以前同じだった後輩と久しぶりに会った。大学生活のことだったり、今まで勤務していたバイト先の話などをして盛り上がった。楽しくて、あっという間に時間が経ち、３時間とは思えないスピードで時間が経った。そんな中で、彼と話をしていて、一番盛り上がった話は、共通話題であるバイト先の話であった。４月になって、新しいアルバイトの人がたくさん来たりと変化をしたことを教えてくれた。自分の中でも気になっていたことでもあった、チーフの後輩も、週２で抑えられて勤務をしている話を聞いて、安心することも出来た。その一方で、「過去に戻れるなら、就職活動が終わった日から、もう一度戻って、アルバイト先で働きたい」という気持ちが生まれてきた。何か後悔があるわけや今の職場に文句があるわけではないけど、他愛もない話をしたり(聞いてくれたり)した仲間と一緒に、もう一度過ごしてみたいと思わされた。その当時は、当たり前すぎて、その大切さに気付かなかったけど、身に染みて感じてしまった。私にとっては、講習期間中にファミリ―マートでファミチキを買いに行ったり、面談をやるからという理由で給湯室で昼ご飯を食べたり、休み時間に大学の話や恋愛の話をしたり、自分にとってはかけがえのない物であって、大学生活を語るには、大切なものになっていた。バイト先では、後輩とも週２回～３回のペースで会うことが出来たけれども、今では２～３か月に会えればいい方だろうし、会わなくても済んでしまうことを考えてしまうと、寂しくも感じてしまった。
過去に戻ることは出来ないし、今の会社を辞めてバイト先に行くのとはまた違う。そこには、その時にしか流れていない何かがあり、今行ったから取り戻せるものでもない。だからこそ、この出来事は、思い出として忘れずに閉まっておこうと思う。
