akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

捨てることの重要性

例えば、家にある本棚に1冊も置けないぐらい本があったとする。そんなときに、新しい本を1冊買ってきて、どうしても今ある本棚に入れたい場合、どうするだろうか。おそらく、古い本を1冊捨てたり、メルカリで売ったりするのではないだろうか。端的に言えば、その1冊を本棚から捨てる必要が出てくるだろう。当たり前のことを言っているように思えるが、仕事に置き換えてみると、このような理屈が通っていないことは、頻繁にあるのではないだろうか。

実際に仕事で見れば、今までの通常業務を抱えている上に、新しいプロジェクトを任されてやらなければいけない状態になり、従来の勤務時間でやらなければいけない状況だったら、優先順位を決めて、捨てなければいけない仕事が出てくるのは分かるだろう。しかし、多くの場合は、業務改善をしないまま、そのまま進んでいき、残業時間が増やして、どうにかしようという風潮が日本の社会にはある気がする。また、このことに対して、上司や先輩からのフォローもないだろうし、昔から状態化しているため、当たり前のようになっていたのではないかと推測することも出来るだろう。

さらに、そんな状況は薄々と分かっている中でも人事部は、国からの要請で、「残業時間が多すぎるから改善してください」と言ったりする。どうすることも出来なくなった人は、家で仕事をするようになったり、残業時間を短く申請するようになったりして、見せかけの残業時間が人事部に届くようになる。こんなことをして、誰も幸せにならないのにやっているのである。

私も最悪の状況までは行っていないが、これ以上の業務が増えると期限に間に合わず、崩壊するのではないかと思ってしまうレベルまで来ている。その一方で、ある業務に対して、今まで以上の「質」を求めるようなことを会議で共有された。現在の業務を行うだけでも、私だけでなく多くの人が大変であるのにも関わらず、今まで通りの状況で、「質」を担保するためにやるよう伝えられた。時間は限られているのだから、何かを導入するのであれば、そこに割く時間を生み出すために、何かの業務を捨てるあるいは業務改善を図っていかなければならないだろう。つまり、顧客のために新しい提案をして改善を図っていくことは重要ですが、それだけの提案ではなく、実行するためにどのように時間を生み出すかを述べた上で、発言をするべきではないかと個人的には思ってしまうのです。そんなことを言える人は、現実的に少ないことも分かっていますし、自分がそのような立場になったら、言えないかもしれません。さらに、間違えなく言えることは、日本の社会は、「上司や先輩がたとえ理不尽なことを言ってたとしても従う」そんな社会であることでしょう。だからこそ、私はこのようにブログでしか発信をしていないのですから....