akshota0407の日記

自分自身が書きたいことや伝えたいことを書くブログです。

「10万分の1」という数値を聞いて

「10万分の1」という言葉を聞いて何を思い浮かぶだろうか。宝くじの当選確率とか運命の人と出会える確率とかポジティブに考える人もいるかもしれないし、偶然によってもたらされる現象でほとんど起こらないし自分には関係がないと思う人もいるかもしれません。結論から言うと、この数値はALS(筋委縮性側索硬化症)の割合を表しています。

実際に、私もALSという名前は知っていましたが、「10万分の1」で起きることや具体的にどのような症状が出ているのかを知りませんでした。その知るきっかけになったのが、「10万分の1」(11月27日(金)全国公開)の映画でした。実は昨日まで見る予定はなく、今日の夕方になって時間が空いているから、何か見たい映画ないかなと探していたら、偶然見つけた映画でした。この映画のジャンルは、恋愛映画に含まれると思いますが、かなり勉強にもなった映画でした。これ以上に詳しく書いてしまうと、ネタバレになりそうなので、感じたことを総括的に書いていこうと思います。

まずはALSという病気について簡単に説明をすると、発症原因も不明で、適切な治療方法がない病気です。そのため、発症するといつまで生きられるか分からないため、10年後や20年後の将来を見据えることは難しいです。実際に、主人公の莉乃(高校生は「高校を卒業できること」を目標にしていました。このことから、自分自身が10年後や20年後のなりたい姿や夢を思い描けることがどれだけ幸せであるということを実感しました。また、私が高校生と話をしていると、将来にどのような仕事を就きたいのかや将来のビジョンをあまりにも考えていないような気がします。将来を考えることが出来ることがどれだけ幸せのことなのかを伝えることも出来るのではと感じた映画でした。

さらに、今回の経験のように、偶然出会った映画が自分の人生を豊かにすることを考えると、未知との遭遇をしてくれるツールを見つけるきっかけづくりをしてくれる媒体は、人の豊かさを与えるのに大きく寄与するのかもしれない。